きょうは、最近ウミガメの浜辺で起こった出来事を、みなさんにお知らせいたします。
まず、上の写真をご覧ください。
何だか分かりますか?
いつもは、平らに均してある砂浜に、何やら幾何学模様が刻まれておりますね~。
アオウミガメのプールから砂浜にず~と伸びていて、階段の下をくぐり、反対側の砂浜まで続いています。
勘の良い方は、もうお分かりだと思いますが・・・
そうです。これは、ウミガメが砂浜を移動した跡です。
もちろん往復をしてプールに戻っています。
この模様を見ると、往路と復路は、ほとんど同じ所を通っているのが分かりますね。
行きは真っすぐ、帰りは寄り道で・・・ という事は無く、来た道を同じようにたどって、きちんとプールに戻っています。
ただし、これは産卵をした訳ではありません。
なぜかというと、雄の「クロ」が付けた跡だからです。
移動跡の中央に、一本ラインが入っているのが分かると思いますが、これは尾の跡です。雄は、雌に比べると立派な尾を持つ為、この様に中央に尾を擦った跡ができるのです。
このように、写真で比べてみると、尾の大きさの違いが分かると思います。