今月に入りまして、あの魚の卵がふ化しています。
特に 2/ 14、バレンタインにはわらわらわらわらと赤いスラ・・もとい天使がなかまをよぶ状態です。
ダンゴウオの魅力にどっぷりはまった新人トリーターの樋口さん。以前自身の日誌[ 2015/ 01/ 03 まるいおだんごダンゴウオ ]でも夜間に採集に行った記事を書いていましたが、タッチプールのダンゴウオのお世話を甲斐甲斐しくしておりました。
そしてある時パイプの中に居座り、卵を守るオスを見つけます。しばらくようすを見ることにした樋口さんですが、大変なことが発覚します。卵を守るオスよりも強いオスがいて、あろうことかそのオスが嫌がらせをして卵を放棄してしまったのです。
残された卵をバックヤードに移動して手製のケースでキープをはじめました。
ふ化するのか心配そうに見守る樋口さんですが、ある時デジカメ片手に「目が見えます~」と大喜び。写真には卵の中にいる頭に輪がある赤い子どもが。そしてほどなくふ化がはじまりました。
ふ化した子どもは 1㎜強もあり、模様も入っています。何より、すでに腹に吸盤があり壁にくっついているのです。一匹外に出てしまった個体がおり、スポイトでそっと吸い込もうとしましたがくっついて吸えない位です。
その後もわらわらと孵化しはじめ、大忙しの樋口さん。子どもが脱走しないようにケースを改良、改造。ワムシとブラインシュリンプを与えてどんどん大きくなるダンゴウオの子どもたち。大きなものでは 6㎜位になりました。
ブラインシュリンプを投入すると尻尾をぴこぴこ左右に振る姿がかわいらしいのですが、いかんせん稚魚ですから移動などもできず、みなさんにご覧いただくのは無理なのかと育成に力を入れていた樋口さんですが、何やらいろいろな新作ケースを作成しはじめました。これはもしかして・・・。