(上陸跡とハマダイコン) 現在、ウミガメの浜辺には、さまざまさまざまな海浜植物を植えています。よ~く見ると・・新芽が出てきた物、花を咲かせた物など、ウミガメの浜辺も徐々に春めいてきました。
ハマダイコンも昨年、種を飛ばしたようで、あちらこちらで発芽をしたのですが、なかなか成長をしません。やはり砂だけだと難しいのかもしれませんね。
そんな中で、アカウミガメのプールサイドに芽を出したハマダイコンが寒さに耐えながら、葉を低く張り、精いっぱい太陽光を浴びていたので、少し意識をして見守っていました。
ようやく茎の長さが 10cmほどに成長した 3月 31日(火)の朝、アカウミガメの砂場にウミガメの上陸跡が・・
「え? スーとノアは雄だけど??」
どうやら上陸の原因は喧嘩の様です。
砂の模様がアオウミガメの上陸跡とまったく違うのです。
「ハマダイコンは大丈夫か?」
「つぶされちゃったかな??」
・・・・・・・
「危機一髪 セーフ!」
うまく回避できていたようです。
(小さな花が咲きました!)
そのハマダイコンは、それ以上成長することはありませんでしたが、3日ほど前から花を咲かせております。(ダイコンというより、スミレっぽい感じですが・・・)
また、水族館の裏にある荷捌き用の駐車場にもハマダイコンがニョキニョキと生えており、きょうは、そのハマダイコンをウミガメの浜辺に移植しました。とっても立派に成長しており、
「土の力は凄いな~」と思い知らされました。
(駐車場脇のハマダイコン)
(ウミガメの浜辺に移植)
根ごと掘り出して移植したのですが、すぐに萎れてしまい、水をたっぷり与えました。
うまく根付いてくれれば良いのですが・・。
植物つながりといっては何ですが、
今後、太平洋エリアの水槽の底面に海草(海藻ではありません)を這わせたく、沖縄県八重山郡竹富町黒島にある「NPO法人日本ウミガメ協議会付属黒島研究所」より【ウミヒルモ】を送っていただきました。黒島研究所には、昨年 7月にアオウミガメ幼体の標識放流の共同研究で大変お世話になり、以後とても良いお付き合いをさせていただいております。そのウミヒルモは現在、バックヤードで育成中です。いつかみなさまにお見せできればと思っております。
ウミヒルモ:小判状の葉が特徴で、葉の長径は 20mmほど