以前トリーター日誌( 2015/ 05/ 16 ウミガメの採血、はじめました )でも紹介したウミガメ採血プロジェクトですが、その後も順調に進んでいます。
最初の頃は汗だく砂まみれで体力を消耗していましたが、私たちトリーターも回数を重ねることで徐々にカメたちの扱いにも慣れ、だいぶスムーズに進められるようになってきました。
採血中は、ウミガメたちの性格がよくみえてきます。
特に目立つのはアオウミガメ「シロ」の慎重さ。他のカメが捕まえられている、きょうはいつもと違うなー人が多いなー、ということをしっかりと見ていて、採血の日はほとんど寄ってきません。
なんとか餌をみせて誘惑しますがそれにものってこず・・・捕まえるだけでも必死です。
それもそのはず。
ウミガメの採血で使う針の長さはなんと 7cm!
こんな長いのを刺されるってわかっていたら、逃げ出したくもなりますよね。
神経と体力を使うこの作業ですが、ウミガメと人、どちらの負担も減らせるようにどんどん工夫していこうと思います。
最近は採血だけではなく、ウミガメの超音波検査も始めました。
どの子が卵を持っているかなーということもチェックしているので、詳細がわかったらまた報告させていただきます。