あけましておめでとうございます!
今年も“えのすい”をよろしくお願い致します!
今年最初のトリーター日誌は、元旦当直の見回りの際に目についたタツノオトシゴたちについてご紹介します!
タイトルのseahorseはタツノオトシゴの意味です。
えのすいでは以前からタツノオトシゴの仲間を展示していましたが、最近新しい仲間がこっそりと加わったのをご存知ですか?
入口から入って相模湾ゾーンを進んでいくと、丸い窓の水槽がたくさん並んでいる相模湾キッズ水槽があります。
キッズ水槽の右から 4番目の水槽にタカクラタツを展示していました。
ここについ最近、タツノオトシゴを展示し始めました!
タツノオトシゴの仲間にはオオウミウマ、クロウミウマ、サンゴタツなどいろんな名前がついていますが、ただのタツノオトシゴは意外とレアです!
この個体は、クラゲ採集でまぎれて採れたものを冨永トリーターが愛情をこめて育てたものです。
採ってきたときの 3倍くらいには成長したのではないでしょうか。
一緒に展示しているタカクラタツに比べて、小さいのがタツノオトシゴです。
この子、少しのんびり屋で控え目な性格のようです。
ごはんのイサザアミという小さなエビを与えるとタカクラタツは追いかけて食べるのですが、タツノオトシゴは「あっごはんだ・・・(じーっ)」と眺めているだけで積極的に食べません。
小さいころからビーカーで一匹飼いをしていたので、ごはんに対して執着心がないのかもしれませんね。
タツノオトシゴの仲間はオスが子どもを産む?!と有名ですが、メスがオスのお腹にある育児嚢(いくじのう)という袋に卵を渡してオスが守り育てるというのが本当です。
育児嚢の有無でオス・メスの区別ができますよ!
お腹に育児嚢を持っている(腹部がつるんとしている)のがオス、持っていない(腹部はでこぼこ)のがメスです。
オスはよーく観察すると、腹部に育児嚢の入口が見えますよ!