みなさんこんにちは!
3日間の休館日をいただきまして、館内各所きれいになっています。
そして、お待たせしました!
冬のアイドル、ダンゴウオの展示を開始しました!
カサゴ目ダンゴウオ科のダンゴウオ。
体長は 2センチほど、色は赤や緑などさまざまで周りの石や海藻に擬態して暮らしています。
お腹には腹鰭(はらびれ)が変化してできた吸盤があり、岩や壁面にちょこんとくっついています。
暑いのが苦手で 10~ 15℃の冷たい水で飼育しています。
冷たい水での飼育・・・。
そうです、これがダンゴウオを展示する上での最大の課題でした。
実はダンゴウオ、一昨年繁殖に成功しまして、順調に育っていました。
ですが、昨年の半ば展示を一旦終了しました。
ダンゴウオが死亡したわけではありません。
結露にやられたからです。
夏になると館内はどんどん暑くなり、ダンゴウオ水槽は結露で見えなくなってしまうのです。
ハード面の工夫も実らず、一旦展示を見合わせていました。
また他にもご紹介したい生き物も現れて、復帰のタイミングを失っていました。
そして、休館日を契機に再展示となりました。
今年採集してきた個体もいますよ!
赤っぽい体色が採集個体、緑っぽい体色が繁殖個体で分かりやすく分かれました。
採集個体と繁殖個体、差はありませんがせっかく色別になっていますので是非、見比べてみて下さいね。
私のおすすめ観察ポイントは顔です。
小さい小石みたいなダンゴウオですが、ぜひ顔をじっくり観察してください。
人間のような表情に注目して見てください!
ダンゴウオは小さい丸い窓の水槽が並ぶ“相模湾キッズ水槽”に展示しています。
休館日でキッズ水槽は半分ほど展示変更しましたので、あんな魚やこんな魚も展示開始しています!
ぜひダンゴウオと新しくなったキッズ水槽、見に来てください!