こんにちは、鈴木です。
みなさまへお知らせします。あす( 3月 9日)よりナメダンゴを展示いたします。
ちなみにナメダンゴを簡単に説明しますと、最大 8cmくらいになる、主に北の寒い地方の海にすむダンゴウオ科の仲間です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、このナメダンゴが所属するダンゴウオ科の仲間たちは、北の海のアイドル、なんてキャッチフレーズが付くほどその風貌からとっても人気がある種なんです。
まず名前が、ダンゴウオって・・もう絶対かわいいじゃないですか。しかも実物はその名前に負けないくらいにダンゴウオです(笑)。さらに、真ん丸で大きいつぶらな瞳に加え、腹びれが吸盤状になり岩などにくっつくことができる人気な機能付きです。
そして何といっても極めつけは愛嬌のあるその動き。普段はじっとしていますが、時折同じ体制に飽きたかのようにちょこちょこ動きます。泳ぎはあまり得意では無さそうですが、泳ぐ時は胸びれを使い一生懸命泳ぎます。餌のエビなどを近づけると、ちょこちょこっと寄ってきて、一口で丸のみにはせず、はむはむはむ・・と美味しそうに食べます。
なんともあざとい立ち振る舞いです・・(^_^;)
こいつ自分のかわいさ分かってるなー・・と思わずいってしまうような、でも憎めないホントにいちいちかわいいやつです(^_^)
こんなナメダンゴですが、“えのすい”でも以前冷たい海の(オオカミウオが入った)水槽の吊るしたケース内に展示していたことがありました。やはり人気があり、みなさまの注目を集めていましたが、ある日居なくなってしまったんです・・。おそらく夜間何らかの原因でケースが傾いた際に外に出てしまったと思われます。その後、何人かのお客さまからナメダンゴはいますか?と問い合わせを頂くことや、中にはナメダンゴを見るために来てくれたというお客さままでいらっしゃいました。改めて一つの生物が持つ力の大きさを感じ、身が締まる思いでした。ナメダンゴを楽しみに来てくれた皆さま、本当に申し訳ありませんでした。
時期的なものもあり入手も簡単ではない種ですが、この度展示を再開でき、またみなさまに見ていただけること、大変嬉しく思います。
ナメダンゴは赤や黄色、オレンジなど育った環境などによってカラーバリエーションが豊富です。今回“えのすい”に来てくれた個体はやや地味目の色ですが、結構サイズが大きく、やっぱりとってもかわいいですよ。ぜひ見に来てください!