先日お話しした、なかなか主役をはれない海藻についてお話しします。その後の『海藻水槽』はどうなったでしょう・・・。
[ 2016/ 03/ 29　別れ ]

結論からいうと、非常に良い状態で繁茂しています！
よかった！
やった。成功。
“太平洋”の同水槽内に収容されているヘコアユと明るく差し込む光が、南の海の浅瀬の海藻域を彷彿とさせます。
まだまだこれからも繁茂していってもらいますが、ここまでうまくいくには、やはり条件が整った環境でなくてはなりませんでした。
整った条件とは・・・。

そうアカハチハゼくんです。元凶の撤去に成功！
他にも海藻をチョッキンチョッキンしてしまうヤドカリくんやモグモグ食べてしまうハギくんたち。全撤去。有無を言わさず全撤去。心を鬼にして全撤去。無慈悲に全撤去。
全ては、今のこの水槽を立ち上げるためでした・・・。

アカハチハゼは現在、“今上陛下のご研究”にて巣作りに精を出しています。とても面白い生態なのでこちらも是非観察してみてくださいね。ナンヨウハギやモンツキハギはすぐ隣の水槽にいます。
兵どもがいなくなって成功した海藻水槽は、コンセプトに沿った理想の水槽を仕上げる為の、我々の苦労をダイレクトに反映した水槽なのです。