2016年08月12日
トリーター:崎山

今週のおすすめ

岩礁水槽「魚たちとの夢がはじまる」岩礁水槽「魚たちとの夢がはじまる」

関西や内陸ほどではないのでしょうが、暑いですね。朝起きたら汗だく、出勤途中で汗だくのお盆休み。ネットを開くと、「約 400歳のサメが見つかる・・・」の文字が。ホント!?

なんといっても先月からはじまっている「ナイトワンダーアクアリウム 2016」。
1か月近くが経とうとしていますが、ご覧いただきましたでしょうか。お客さまの中にはナイトワンダーアクアリウムがはじまる 17時になってから入館される方もおられますが、それではもったいない。ぜひ、 17時前に入館して、 17時を境にしたビフォー・アフターを楽しんでいただきたいと思います。

特に今回は当館で中堅どころのサイズの水槽に注目してください。相模湾ゾーン「岩礁水槽」と太平洋「サンゴ水槽」です。昨年まではどちらかというと引き立て役にまわっていた両水槽ですが、今回は良い役どころをとっています。

入口すぐの「岩礁水槽」は海藻をふんだんに入れた海藻が主役の水槽です。 17時以降は水槽上を動く月と共に中の照明が変化していきます。水槽手前、床面のゆらゆらを含めて一つの世界を作っており、私もお気に入りです。

「サンゴ水槽」はクラゲファンタジーホールの先にあります。サンゴが入っているのはもちろんですが、17時以降、そのサンゴが妖しく光ります。特殊なライトに対して体内の蛍光タンパクが反応して光って見えるとのことですが、何とも不思議な光景です。まるで作り物を置いているかのよう。また、水槽の周りにはデジタルコンテンツが映しだされ、昼間とはかなりちがう趣となります。

他にも「しんかい2000」など、昼間とは違った夜の水族館を提案しています。今宵、魚たちと同じ夢を見ていただけましたら幸甚です。


輝く生きものたちの舞

最後に、水族館の高齢の生きものを紹介します(もちろん先の例ほどではないです・・・)。ウミガメの浜辺にいるアオウミガメ。うち 2頭は 1968年に水族館に来ています。約半世紀、水族館でみなさまに感動を与えてきてくれました。敬礼。


アオウミガメ「レッド」

アオウミガメ「エル」

[ナイトワンダーアクアリウム 2016~月光に漂う水族館~]
[ウミガメの浜辺]

RSS