2016年11月26日
トリーター:西谷

冬到来?

雪が降り積もった 24日、海からもイルカプールからも湯気があがっていて、まるで温泉のようでした。
そんな寒い日でも、凍えているヒトとは対照的に、プールにいるイルカたちは元気に泳ぎ回っていましたよ!

「イルカたちは寒くないの?」と思いますよね。
おとといの秋山トリーターの日誌にもあったように、実は“えのすい”のイルカプール、一年中だいたい 19度以上に保たれています。
あったかいところにいられるイルカたち、うらやましい・・・

ただ、外洋ではもっともっと海水温が下がるところもあります。それでも大丈夫。
例えばバンドウイルカは皮下に 1cm以上の脂肪層があり、それが断熱材の役割を果たして体温を逃がさないような体のシステムになっています。こうやって体温が低くならないような工夫がなされているのです。
普段のイルカたちの体温はだいたい 36.0~37.0度と、ヒトと同じくらいです。
この季節にヒレを触ると暖をとれるので、離したくなくなります。

この時期になるとヒトだけではなくイルカたちの息も白くなります。
勢いよく呼吸すると、とっても高くまで白い息が上がります。みなさん、それにも注目してみてくださいね!

イルカたちのように皮下脂肪を蓄えるのもいいかもしれませんが、着込んで、体を動かして、なんとか冬を乗り切っていきましょう!

関連日誌
2016/ 11/ 24 なんて寒い日だ!!

イルカショースタジアム

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