2016年12月15日
トリーター:樋口

ハコモノいろいろ

ハコフグハコフグ

みなさんこんにちは!
いよいよ年末ですね!今年もあっという間に過ぎていったような気がします・・・。
きょうはタッチプールでお客さまからトリーター日誌を毎回楽しみにしています、という嬉しいお言葉をいただきましたので、いつもよりさらに気合いを入れてお送りします!

今、“えのすい”の魚類展示で密かにハコモノの勢力が増しています・・・!
そのハコモノとは・・・ハコフグの仲間たちです!
ハコフグの仲間はその名の通り、体は骨板の箱でおおわれていて皮膚に粘液毒をもつものがほとんどです。柔軟性のない硬い箱状の体は防御に役立っています。

現在、館内の 4か所で展示していますので、入口から順にご紹介します。

ハコフグ(成魚)
じゃぶじゃぶ池(相模湾ゾーン入ってすぐの波の出る水槽の左隣)
10~ 15㎝ほどの成魚がいます。幼魚とは違って黄色地に水色の斑点模様が目立ちます。漁港などでも見かけることができ、よく漁師さんから譲っていただきます。

ハコフグ(幼魚)
逗子沖(相模の海の水槽群)
サイコロサイズの幼魚が 4匹います。先日のトリーター日誌で唐亀トリーターも書いていた( 2016/11/25 最近感じたこと )通り、おもちゃみたいで独特の浮遊感がかわいらしいです。岩の隙間に隠れたりと意外と見つけにくいので、ぜひ探してみてくださいね。



この中にハコフグ 3匹隠れています。→ [ 答え ]

ミナミハコフグ
チンアナゴ水槽(太平洋)
黄色に黒ドット模様です。幼魚や若魚は鮮やかな黄色~黄褐色ですが、老成魚になると青~紺色になります。展示しているのは 5cmほどの幼魚です。

コンゴウフグ
サンゴ水槽(太平洋)
頭部に 2本、尾の下に 2本角のような突起があるのが特長です。宇宙船のようです。
サイコロ状の幼魚期は突起がありませんが、徐々に伸びてきます。

小さめの個体が 2匹入っていますが、たいてい水流にのって水槽内を反時計回りにくるくる回っております。
なんだか水流を楽しんで旅をしているようで非常にかわいらしいです。

私のおすすめは硬い箱状の体と柔軟性のある尾鰭との境目です。魚とは思えないようなメカニックさが魅力的です。
ぜひ、ハコフグの仲間の動きや形を見比べてみてくださいね!

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