2017年01月20日
トリーター:杉村

今週のおすすめ

子ガニのタカアシガニ子ガニのタカアシガニ

相模湾ゾーン:沿岸生物 「深場のカニたち」

大水槽にほど近い、スロープを下ったところのいちばん下の沿岸水槽には、深場のガゴ漁などで漁獲される小型のカニたちを紹介しています。

子ガニのタカアシガニ
タカアシガニは、大型で水族館では1m超す大きな個体がよく展示されていると思います。
“えのすい”にも、もちろん飼育展示していますが意外と貴重な・・・小ガニのタカアシガニも飼育しています。
大きさから推定すると 2~ 3年目といった感じです。
子ガニのタカアシガニは、眼と眼の間の角や体中の毛が長く、一緒に飼育している脚の長いカニと区別がつきにくいです。
体の毛には、海底のゴミが付いたりしてさらに分かりにくいです。
大型になると、角は短くなり、毛もだいぶ短くなって付着物もほとんど付着しなくなります。
大型のタカアシガニを飼育展示していますので、比べてみてください。

イガグリガニ
成長すると 20cmほどになる全身トゲトゲの・・・まさに栗のイガグリのようなカニです。
展示中のイガグリガニは、甲羅の大きさで 4cmほどのとってもかわいい子ガニです。
水槽中のカニかごの上に時々登って、じっとしています。
食べるとおいしいカニのようですが、トゲトゲが邪魔で食べにくいので、あまり市場に出回らないカニのようです。


相模湾ゾーン

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