1月 13日より展示を開始したカワイトヒキクラゲ。
展示開始時は傘の直径が 3cmほどでしたが、今朝計測してみたら大きい個体では 4cmを超えていました。餌を食べる量が少し減ってきたような気もしますが、糸状の口腕付属器もだいぶ伸びてきましたし、体全体の色も少しオレンジぽくなってきましたので今が見ごろだと思います。
見た目は隣の水槽のビゼンクラゲとさほど変わらないかもしれませんが、飼育環境の設定が結構難しく、毎日微調整しています。今回、私がクラゲに対して始めてやったこととして、水槽の上から真水を直接かけています。
塩分の調整は、他の水槽でもよくおこなっていることですが、急激な塩分変化を生物に与えるのは魚やエビカニなどもあまりやらないことだと思います。失敗したらどうしようという荒い方法ではありますが、担当者としては東南アジアでよくあるスコールをイメージして試しています。真水を入れる際にはクラゲに「雨だよー」と話しかけてあげるのも大事です。
できる限り長期展示できるよういろいろ試しておりますのでぜひご覧ください。