2017年02月09日
トリーター:櫻井

ハリセンボン 2匹でハリニセンボン?

ハリセンボンハリセンボン

雪というかミゾレが降っています。寒いですね。目の前の相模湾も、一年でいちばん水温が下がる時期です。
あぁ・・・でも潜りたい。冬の海は透明度が一年でいちばんよく、とても澄んでいるのです。冬の空のように。
そんな寒さにも負けず、水槽内では魚たちが元気に泳いでいます。それもそのはず。私の担当は太平洋 暖かい海の水槽。水温は常時 23~ 25℃です。常夏ですね。

さて、何かと話題の海藻水槽。ちなみにこの海藻は、ウミブドウならぬウミゴーヤと言います。最近特産品として市場に出回ってきたようです。ウミブドウとは商品名で、標準和名をクビレズタといいますが、新登場のウミゴーヤもクビレズタの近縁種です。

この水槽に、何気にハリセンボンが 2匹暮らしています。ハリセンボンは好奇心が旺盛です。先日サカサクラゲをこの水槽に収容した時はずっと見ていました。もう、ずっと。気になって仕方が無いのですね。かわいい・・・。


サカサクラゲ収容直後


2時間後


5時間後

さすがにばかなのかな?と思いましたが、おばかな魚は本当にかわいいのです・・・。
ハリセンボンという名前ですが、針、というか棘は千本あるのでしょうか? ハリセンボンが 2匹でハリニセンボン?
これはよくいわれていますが、だいたい 350本前後といわれています。個体差があるので 400本近くあるかも。千本も無いんですね。騙されましたね。世の中そんなものだと思います。鶴も千年生きませんしね。名前に騙されず少し深く追究しながら生きていきたいものです。ハリセンボンに学ぶ人生論ですね。

ちなみに・・・。サカサクラゲは只今海藻水槽での展示はありません。環境を整え再度リベンジします・・・っ!こうご期待です。

太平洋

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