2017年04月29日
トリーター:岩崎

ツバメが来た!

ツバメウオツバメウオ

目の前を黒い風が通り抜けた
黒い風はひるがえって高い空へと消えた
鳴き声だけを残して
ツバメだ!
はるばる旅をしてきたツバメを見るとうれしくなる
気がつけばハマヒルガオやツツジの花も咲いている
思いきり息を吸ってみた
そうだこの“空気”
今年も春の大型連休がやってきた!

きょうから大型連休。
みなさんどのようにお過ごしですか?
旅行に海や山。
近所を散歩するだけでも。
家でゴロゴロしているだけでも。
何をしていても気持ちがいい季節。
それが大型連休。

江の島は新緑が映え、海はキラキラと光っています。
頬や髪をなでる潮風。
この季節しか味わえないこの空気。
春の大型連休はえのすいにも遊びに来てくださいね!

さて魚の話です。
ツバメにちなんだ名前が付いている魚を紹介しましょう。

まずはツバメウオ。
幼魚は上下にあるひれが長くて、枯れ葉のような色や形をしています。
成長すると白地に黒い縞模様で、ひれが短くて丸い形に変化します。
幼魚と成魚の中間くらい、上下のひれがまだ長い若魚が、空を舞うツバメのような姿に見えることからツバメウオと名前が付けられたそうです。
ツバメウオは相模湾大水槽の浅瀬、タイドプール(通称ジャブジャブ池)と、ダイビングショーにも登場する“フララ”と愛称を付けた個体がいます。

相模湾キッズ水槽にはナンヨウツバメウオの幼魚もいますので、種類はちがいますが相模湾大水槽の成魚と見比べてみてください。


ナンヨウツバメウオ


相模湾大水槽にはもう一種類ツバメにちなんだ名前の魚がいます。
ツバクロエイです。


ツバクロエイ

エイの仲間ですが、あまり泳ぎ回らない待ち伏せ型の生活をしています。
よく見ると水槽の底や岩の上などにたくさんいるのですが、なかなかその存在に気が付かないかも知れません。
横に長いひし形で、エイの仲間の中では尾が極端に短い姿が、ツバクロ(ツバメ)に似ていることからツバクロエイと名前が付けられたそうです。
相模湾大水槽のツバクロエイたちは、それぞれお気に入りの場所があります。
2階の長い窓の目の前に見える岩の上には、なんとツバクロエイ形の跡が残っているほどです。
もし岩の上に不自然なひし形模様があったら、そこがお気に入りのツバクロエイが遊泳中だと思ってください。
しばらくするとピタリと同じ場所に帰って来るから不思議です。

ツバメウオとツバクロエイ。
海のツバメたちにも会いに来てくださいね!

※ナンヨウツバメウオは相模湾キッズ水槽を卒業して、季節来遊魚水槽に移動しました。

相模湾ゾーン

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