先日 5月 7日に、「シリアス」が出産したことは、もうみなさんご存じかもしれません。
今回は、その日の周りのイルカたちのようすを書こうと思います。

出産が始まってから、メインプールで生活しているイルカたちの朝の健康管理の時間が始まりました。この環境の中、健康管理の時間がどんな風にスタートするか予想はしていました。きっとそうだろうなと。

予想は的中。

トレーニングを始める際、必ず「この音が鳴るところへ来てね」の音の合図を出します。
音が鳴ってもやって来ないイルカ、いやクジラが 2頭。オキゴンドウの「セーラー」とハナゴンドウの「ビーナ」。出産が気になって仕方がないようです。音が鳴って少しすると、音が鳴っていたことに気づいたのか、2頭はやって来てくれました。「セーラー」も「ビーナ」も面倒見がいいので、心配になったのかもしれません。

メインプールの健康管理の時間が終わってから、赤ちゃんは生まれました。生まれるとメインプールのイルカたちは後ろのプールに大集合。赤ちゃんの生まれたプールと後ろのプールは網状のゲートで仕切られているので、みんな覗いていました。「おめでとう」といっていたかもしれませんね。

赤ちゃんのいるブリーディングプール側から、ゲート越しに覗いている「セーラー」のようすを写真を撮って載せたかったんですが、ガラスの反射でうまく撮れず、みなさんにかわいらしい姿をお届けできないのが残念です。

ぜひ来館された際は、赤ちゃんだけでなく、お隣のプールから覗いているイルカたちの姿も探してみてください。

オキゴンドウ「セーラー」