相模湾大水槽を泳ぐシイラもだいぶ水槽に慣れて来たようです。このシイラはスズキ目シイラ科の大型肉食魚で、表層を泳ぐ習性があり、釣りの対象魚としても人気が高くハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれます。
オスは成長すると“おでこ”が大きく張り出してくる特徴のある姿をしているので、相模湾大水槽でも目立つ存在ですが、最近、このシイラにぴったりくっついて泳ぐ魚がいます!
スズキ目アジ科の魚で「カイワリ」といいます。
大きくなると 40cmほどになるのですが、幼魚期は他の大きな魚や、大型のクラゲに寄り添って泳ぐ習性があり、相模湾大水槽ではシイラに白羽の矢が立ったようです。
このカイワリは最近定置網により漁獲され、相模湾大水槽に仲間入りしました。シイラも“なんで?”と言う感じで最初は泳ぎ辛そうにしていましたが、最近は少し慣れて来たようで時々2匹のカイワリを従えて泳ぐ姿を見ることができます。
では、カイワリはなぜ大きな魚に付いて泳ぐのか?と言うと・・・
1. 他の大きな魚に狙われにくくなるから。
2. 餌のおこぼれを頂戴できるから。
. シイラの周りの水流がカイワリを巻き込むように流れるため、単独で泳ぐより楽だから。
などの理由が考えられます。
さて、
他に“ぴったりくっついている”といえば、ウミガメの浜辺で見ることができます。