只今、世間では某動物園の○ンダの赤ちゃんが大人気ですが、“えのすい”でも成長中の子どもたちがいるんですよ!!
大水槽の脇にある水槽でアカイサキなどと一緒に飼育しているタカアシガニの子ガニが先日脱皮しました。
大型のタカアシガニは、その巨体のせいもありますが数時間かけてゆっくりと脱皮します。
しかも、飼育中の大きなタカアシガニは脱皮中に死ぬこともしばしばあります。
うまく脱皮できても、すべての脚が抜けきらずに何本か自切してしまうこともありますので、我々飼育者にとってタカアシガニの脱皮は嬉しいとともにとてもハラハラな出来事なのです。
先日、館内の生物たちを見回っていたところ、先輩トリーターから・・・「タカアシガニが脱皮してるよ・・・」と教えられ、ハラハラしながらタカアシガニ水槽へ・・・。
大きいタカアシガニの水槽には特に変化は・・・そうではなくて子ガニの方でした。
その子は擬岩についたヤギ(サンゴの仲間)につかまって、頭を下にして踏ん張っていました。
すでに甲羅の下の方から半透明の粘液のようなものが見え始めていました。
「・・・おお!始まってる・・・うまく脱皮できるかな・・・」と思いながら、記録用にカメラを取りに行きました。
戻ってみると、もう脚の付け根も見え始めました。