2018年03月13日
トリーター:杉村

深海生物採集!

キホウボウキホウボウ

今年の深海、例年に無く寒いです。。。
それは、2018年になってから海況が安定せず、風が強くて、漁師さんの船が海に出ていないんです。
私たちは毎年、年が明けると底曳き船に乗船して深海生物の入手をしていますが、船に乗ることが叶わず入手できていません。

そんな中、ついに!!!
本日、乗船できましたー!

鈴木トリーターと北嶋トリーターが船に乗ってきてくれました。
今回の漁では、波はとても緩やかで海況は抜群だった聞いています。
採集された深海生物はキホウボウやミドリフサアンコウなど、“えのすい”ではおなじみの深海生物が多数でした。
生きてはいませんでしたが、トウジンなどのソコダラの仲間も多数採集されていたそうです。
ソコダラの仲間は、顔は悪いですが煮魚にするとおいしいんですよ。
ほかにも、オオコシオリエビやジンゴロウヤドカリ、深海性のウミシダなども、、、
ただ、残念ですが深海のアイドル「メンダコ」は 1匹も採集されませんでした。
水族館では、受け入れの準備は万端でしたが、こればかりは水物ですから私たちの思うようにいってはくれません。
次回に期待です。
メンダコがいないの残念ですが、まずは今回採集された生き物たちをしっかりケアをして皆さんの前に出せるように頑張りたいです。
こうご期待です!

実は、深海Ⅰには珍深海生物のセンジュエビやヤマトトックリウミグモが展示中です。
船に乗れなくても、地味にですが生き物の飼育更新をしています。
ぜひ、彼らにも会いに来てくださいね!

※センジュエビの展示は 2018年 3月 17日をもって終了いたしました。


センジュエビ

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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