新年度が始まり、もうすぐ 2週間が経ちますが、みなさんお元気でしょうか?
私は、まだ新年度のリズムが出来あがっておらず、なんとなくドタバタしています・・・(笑)
さて、きょうは 4月上旬から新しく展示していたクラゲをご紹介します。
今上陛下のご研究に登場している「ハシゴクラゲ」です。
このハシゴクラゲ、日本では北海道沿岸や山形県加茂、福島県沿岸で記録されていて、世界ではロシア沿岸に分布しています。
傘の高さは 5ミリほど。
そして、なんといっても特徴的なのが、傘の外側にある触手です。
触手が並んでいるようすが「ハシゴ」という名前の由来になったようですが、はしごというよりはサボテンに似ている感じです。
今回展示している個体は、北海道の網走からやって来ました。
飼育している水温も 10℃ほどでけっこう冷たいです。
私自身、ハシゴクラゲの実物を見るのが初めてで、じっくり見ないと傘の外側の触手に気付けませんでした。
気付いた時には思わず「とげとげしてる・・・!」とつぶやいてしまいました(笑)
ちんまりとしていますが、時々ポフッと拍動する姿はとてもかわいらしいです。
みなさんもぜひ、足を止めてちんまりとげとげとしたハシゴクラゲをじっくりと観察してみてください!
※展示は 2018年 5月 3日をもって終了いたしました。