久々に当館にあの魚がやってきました。
ヒゲソリダイ
当館では、地先の漁師さんのご厚意により、漁獲物の一部を生きたままお取り置きいただき、水族館の展示生物として迎えています。
まずはバックヤードの薬浴水槽にて、傷などを癒してから、展示するのです。
お休み明けに薬浴水槽を見ると、前日に思わぬ魚が搬入されていて「おっ!」となることがあります。
ある日、通りすがりに水槽を上から見たトリーター数名が「コショウダイ入ったね」といっていました。
コショウダイも漁師さんルートから搬入されることが少ない魚で、私が大好きな魚の一つです。
早速、私も見に行ってみると、確かに模様はコショウダイ。
でも、何だか、大きさの割に模様がくっきりし過ぎている気がして、違和感があります。
水槽の横にある小窓から見てみると、体形がコショウダイと違っていました。
図鑑で調べなおしてみたところ、久々のヒゲソリダイでした。
ところで、恥ずかしながら、今回初めて気づいたのですが、ヒゲソリダイ、ひげ生えていますね。
私たちでいうと、「そこそこの電動シェーバーでそった半日後」という感じです。
つい先日から湘南港水槽にて展示しています。
水槽の前面を泳いでいることが多いので、下あごの極短ひげを、ぜひ、確認してみてください。
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