2018年04月28日
トリーター:水村

こう見えて、怒っています!

フンボルトペンギン「サン」フンボルトペンギン「サン」

このタイトルを見て、どうしたの?と思いましたか?
これは、先週起きたフンボルトペンギンのオス同士の出来事です。

夕方の給餌をしていると、食べ終わったオスの「サン」(赤と黒のタグ)と「グット」(紫のタグ)が、にらみ合いをしていました。
それも近距離ではなく、まあまあ距離のある状態で。

なぜ、にらみ合いをしているかというと、いまは、繁殖の時期なので、オスは縄張りの取り合いをしています。
といっても、「サン」には仮の縄張りのような場所が何か所かあります。
その中の 1か所を「グット」がウロウロとしているところを、「サン」に見つかってしまったのです。
そこは現在、「サン」の大事な場所。一番といっても良いくらい。
他のオスに取られてはならないと、「サン」は少し高い岩の上からジロっとにらんでました。
1歳の「グット」もすぐに引いたりしない性格なので、少しづつ距離を縮めて、岩のすぐ下から、「サン」とにらみ合い。
ちょっと年上の「サン」からの無言の圧力をじわじわと感じてきた「グット」。
しばらくにらみ合っていましたが、結局、「グット」が別の場所へ移動して、プールの中へ入って行ったのでした。
そして「サン」はというと、どや顔をして、岩の上でドシッと立っていました。
こちらがその時の写真です。

これからの時期、こんな場面をよく見ることができますので、“えのすい”に来たときは、ぜひ、ペンギンのようすに注目してくださいね。

ペンギン・アザラシ

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