ツノクラゲいよいよ春の大型連休が始まりましたね!
“えのすい”にも、近場にお住まいの方から、そうでない方まで各地からたくさんの人に遊びに来ていただいています。
先日のトリーター日誌で、ハシゴクラゲが北海道の網走からやってきたお話をしましたが、クラゲたちは“えのすい”生まれはもちろん、実は全国各地からやってきているんです!
本当は全部紹介したいのですが、現在の展示は 48種類!
大長編になってしまいますので、きょうはその中から何種類かご紹介しますね。
1年越しのリベンジ!佐世保からやってきたツノクラゲ
クラゲサイエンスに登場しているツノクラゲ。先日KトリーターとSトリーターが「九十九島水族館 海きらら」さんのクラゲ調査に同行させていただき、佐世保にクラゲ採集に行ってきてくださり、採れたものです。
カブトクラゲなど櫛クラゲの仲間で、とっても柔らかい体をしています。
実は、昨年もKトリーターと私で佐世保へクラゲ採集に行って、その時もツノクラゲは採れたのですが、採集や輸送の際に傷ついてしまったのか、“えのすい”に着いた頃には溶けてしまっていた・・・ という悔しい思い出のあるクラゲです。
今回はKトリーターがリベンジを果たしてくれました!ありがとうございます!!
短期間の展示になる可能性もありますので、みなさんぜひお早めに。
コロンとかわいいビー玉のよう、三陸からやってきたドフラインクラゲ
こちらもクラゲサイエンスに登場しています。
このクラゲは、先週、私が北里大学の調査に同行させていただき、三陸で採集してきました。
採集は主に漁港で行うのですが、水面を覗いて目視でクラゲを見つけられるとテンションが上がります(笑)
今回、初めて 1人で遠方でのクラゲ採集に行かせていただいたので、無事にクラゲたちを輸送し、展示できてとてもホッとしています。
触手の生え方も特徴的ですので近づいて観察してみてください。
忘れちゃいけない地元!江の島で採れたオオタマウミヒドラ
もちろん、目の前の海でもクラゲ採集しますよ!
今展示しているオオタマウミヒドラは、期待の新人Yトリーターがよじよじしてくれたものです。
江の島で採れたクラゲは他にも何種類か展示していますが、オオタマウミヒドラはぴょこぴょことした動きがとてもかわいらしいクラゲです。
大きさは 3ミリほどととても小さいですが、よじよじしてとれるクラゲはこのくらいのサイズのものが多いです。
小さい世界にも大きな魅力があることを教えてくれますよ!
今でもたくさんのことを教えてくれる、“えのすい”生まれのミズクラゲ
クラゲ飼育において、定番種であるミズクラゲですが、定番だからといってすごく簡単というわけではなく、繁殖するたびにいろいろなことに気付かせてくれます。
私にとっては、クラゲ飼育の基本を教わった先生のような存在です。
現在展示しているミズクラゲはすべて“えのすい”生まれ。
中にはグラスツリーに登場していたものが大きくなった個体もいるかもしれません。
ふんわりした傘の動きは、癒し効果絶大です!!
・・・ まだまだ書けるのですが、きょうはこの辺で(笑)
この大型連休、お天気が良くても悪くても楽しめる“えのすい”で、クラゲたちとお待ちしております!
新着生物
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硬そうな名前ですが、実はとても柔らかい「ツノクラゲ」展示開始]
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2018/04/13 ちんまりとげとげ ]