2018年05月11日
トリーター:山本

今週のおすすめ

ベニクラゲベニクラゲ

みなさんこんにちは。風が強かったり、気温の差が激しかったり・・・風邪などひいていませんか?
体調に気を付けていきましょう! 忙しい大型連休が終わっても、“えのすい”は全力でみなさまをお待ちしていますよ!
ということで、今週のおすすめです!
私のおすすめは・・・この時期江の島で出現するクラゲたちです!

ベニクラゲ
江の島では春から夏にかけてよく出現します。「不老不死」という生態を持ち、知っている方も多いのではないでしょうか。身近な江の島にも意外とたくさん生息しているんですよ! 江の島で採集された、生まれたばかりのベニクラゲがこちら。


名前の通り、生まれたばかりでもすでに体の真ん中が赤い色をしています。最初は 1ミリほどでしたが、1か月で 8ミリに成長しました。そんな成長したベニクラゲにぜひ会いに来てください!

ギヤマンクラゲ
こちらも春によく見られるクラゲです。大きいものでは傘の幅が 5センチほどになりますので、海を覗いたら見つけることができるかもしれません。「ギヤマン」とは、ガラス製品やガラス細工のことで、ポルトガル語ではダイヤモンドを意味するそうです。そんな透き通った美しい体を持つギヤマンクラゲは、まさに江の島のダイヤモンド! ぜひご覧ください!


ギヤマンクラゲ

ミサキコモチエダクダクラゲ
4月に行った採集で採れました。たびたびクラゲサイエンスや今上陛下のご研究で展示している「エダクダクラゲ」にとても近い仲間のクラゲです。エダクダクラゲの左下の水槽に展示していますので、ぜひ見比べてどこが違うのか探してみてください! また、このクラゲは「コモチ」の名前の通り、親クラゲの中に仔クラゲを作るという不思議な増え方をします。現在展示をしている個体は、まだ仔クラゲができてないようですが、みなさまがご来場される頃にはできているかも・・・?? お楽しみに!


ミサキコモチエダクダクラゲ

今回ご紹介したクラゲたちは、どれも数センチの小さなクラゲです。そんな小さなクラゲたちにも、それぞれ形に特徴があり、さまざまな生活史を持っています。どんなに小さな生き物も、江の島の環境に適応し、日々全力で生きているんです。そんな生き物たちの生命力を、小さなクラゲたちから感じていただけたら幸いです。
クラゲたちと共にみなさまのご来場をお待ちしております!

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