2018年06月05日
トリーター:小谷野

深海に生きるサメは謎ばかり

ニホンヤモリザメニホンヤモリザメ

体長 5~ 6mのニシオンデンザメは、400年近く生きているといわれていますが、そんなに大きくなくても、深海に生息するサメの生態は謎に包まれています。

“えのすい”では、ノコギリザメ、フトツノザメ、ニホンヤモリザメなどの深海のサメがいますが、実際のところ彼らは何を好んで食べるのか、どういった環境が心地よいのか、なかなかつかめません・・・。

たとえばFishbaseで調べてみると、フトツノザメは魚やイカ・タコ、カニやエビなどを食べる(これって何でもってことですよね!?)と書いてありますが、今“えのすい”にいるフトツノザメはイカをよく食べ、魚をあげると逃げます。“えのすい”のフトツノザメは今、30cm~ 40cmほど。生まれたときは 22cm~ 26cmくらい、平均で 80cmくらいになるようなので、“えのすい”のサメたちはまだ子どものようです。

成長するためにはどんな餌が良いのか、などわからなかいことがたくさんありますが、長期間生かせるようがんばります。


フトツノザメ


ノコギリザメ

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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