2018年06月22日
トリーター:杉村

今週のおすすめ

小さなタカアシガニ小さなタカアシガニ

タカアシガニ・・・と脱皮殻
沿岸水槽・深海タカアシガニ水槽

“えのすい”で展示中のタカアシガニが、脱皮しました!!
しかも・・・ 2匹続けて!!

先週の金曜日~土曜日にかけて、大小 2個体のタカアシガニが続けて脱皮しました。
※“えのすい”では、レッグスパンで 1m以上のタカアシガニと 50cm未満の小型のタカアシガニ(タカアシガニ大水槽の 1つ前の水槽)を 2か所に分けて展示しています。

脱皮から 1週間が経って、動きもよくなってきて最近ではよく体を起こして、脚を伸ばして立っています。
体の色もほんのり紅いので、ほかのタカアシガニとは区別ができます。
※大きな個体は、水槽の中で 2番目はさみの大きなオスです。
小さい個体は、右側の脚が 2本短い(前回の脱皮の時にうまく脱皮ができず、自切してしまいました)ので、違いがよくわかると思います。


大きなタカアシガニ

えのすいでは、脱皮した後の殻は捨てずに 2次利用しています。
脱皮殻は取り上げた後に、塩分を抜いてから形を整えて乾燥させます。
そして・・・深海Ⅱ~しんかい2000~ へ!
「しんかい2000」のすぐそばで、見る(展示)ことができます。
脱皮殻の乾燥標本の展示を始めた当初は、ただ脚を広げただけの標本でしたが、最近では海底を歩いているように動きをもたせた標本を作って、展示していますのでちょっと注目してみてください!
※しんかい2000に展示中のカニたちは、全て本物の脱皮殻です。

今回の脱皮殻の乾燥標本は、新人トリーターのN君が挑戦中です。
果たして、うまくできるでしょうか?!
近々、深海Ⅱにお目見えすると思いますので、お楽しみに!


しんかい2000

RSS