魚の方から触ってくるタッチング体験ができる『さかなのもぐもぐプール』ですが、オープンから 1か月が過ぎました。
楽しんでいただけますように、傍で遊び方などをご案内しておりますと、時々ですが、魚のごはん(餌)が無くなってしまうと、名残惜しいのでしょうか?最後にギュッと一握りしようとされる方がいらっしゃいます。
悲しくも怪我を負ってしまった魚は、仲間にも危険を知らせるため、突然、すべての魚がお客さまの手元を離れてしまい、再びお楽しみいただくまで(魚の動揺がおさまるまで)、かなりのお時間をいただくことがございます。
そこで、できるだけ(長い時間の体験をしていただき)ご満足いただけますよう、魚のごはん(餌)は少量ずつ与えられることをお勧めしています。
ある日、そんなピンチの中、大きさ 30cm級の(普段はお子さまに怖がられている)大きめのウグイたちが、お客さまの手から積極的に餌を奪い、底の方で要らない分を吐くという行動を見せてくれました。
個体ごとの飽食加減と馴れ方の相違によるものといってしまえばそれまでですが、実際にお客さまにはご満足いただけたので助かりました。まるで私たちと一緒に働いているような仕草に「でかウグイ、お前ってヤツは!」と思わずにはいられない出来事でした。
なお、「カピバラ ~陽だまりの草原~」オープンにちなみ展示中の、アマゾン川生息のシクリッド類は、水温低下にともない 9月中に終了となる予定です。
こちらはウグイと違いまして(午前中のお腹の空いている時には)手のひらにスッポリ乗って留まるので、私は冷や冷やしながら見させていただいております。