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えのすいトリーター日誌

2018.09.13 トリーター:伊藤

2018/09/13 展示生物が論文になりました

トゲアシヒライソガニモドキの展示(相模湾キッズ水槽)
トゲアシヒライソガニモドキの展示(相模湾キッズ水槽)

みなさまこんにちは。
私事で恐縮ですが先日、相模湾で採集した珍しめのカニ数種を、論文に記載することができました。
[ 相模湾の汽水域で確認されたカニ類 -特に北限産出となる希少種の記録について- ]

生きた状態で展示した生物を論文にする。これはほぼ、動物園水族館(植物園も?)の特権として成し得ることです。私にとって学芸員冥利に尽きる、頑張って良かったと思えることの一つです。

何でも論文にできるわけではありません。論文には通常「何か新しいこと」が含まれてないとならないからです。今回の場合、相模湾で初めて採集されたとか、世界で最も北で採集されたので分布の北限を更新した、といった具合です。このあたりをきちんと調べて論文に記して「載せたいです」と投稿すると、投稿先(その論文の編集委員会の方々)と、学会が選ぶ専門家(査読者と言います)がチェックして下さいます。その指摘箇所を修正したりアレコレして、論文となるわけです。

論文に載せた中で、今現在も展示しているカニを紹介しましょう。

トゲアシヒライソガニモドキ


昨年秋に、南伊豆へ季節来遊魚の採集へ出向いたときに採集しました。同行した唐亀・樋口、北嶋3トリーターが駿河湾側で魚採りしている間に、私は別働で相模湾側へ。そのときは本種の知識は全く無かったのですが、採れた瞬間に「あっ違和感! これ何か違う!」と思いました。後で知り合いの研究者と相談して、相模川での記録とセットで報告させて頂きました。
隠れる性質が極めて強い種なので、鏡を使って石の下に潜り込んだお腹側から見てもらう展示方法をとりました。約1年展示継続する中で、脱皮直後の個体の「すね毛」が白くてきれいなのに驚きましたね。
管理に手間のかかる展示なのと、キッズ水槽に展示したい種がいくつか「出待ち」しているため、もう少し展示したら、バックヤードに引っ込める予定です。

※「トゲアシヒライソガニモドキ」展示は2018年9月27日をもって終了いたしました

ハマガニ

つい先日、相模川で採集しました。干潟水槽の中に設置している小さめの水槽にアカテガニやクシテガニとともに展示しています。ケースが小さいので、小ぶりな個体をあえて選んでいます。小さくてもアシハラガニとは間違えようもない不思議な色合いが素敵です。何ヶ月か前に航海・採集日誌で紹介しましたが、今年の相模川は特にハマガニが増えている気がします。
他のカニが素早く駆け抜けるのに対し、本種はもそもそと遅く、穴に隠れても入り口付近でチンタラ(失礼)しているので、こんなで鳥などの外敵からよく逃れているなと心配になります。


ハマガニの展示(干潟水槽)

ということで、これからも度を越えない範囲で、マニアックな珍種を展示でクローズアップできればと思っております。

相模湾ゾーン


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