2018年10月05日
トリーター:角張

似ているようで違います

アマクサクラゲアマクサクラゲ

10月に入ってどこからか金木犀の香りもしだしましたね。
「すっかり秋だな~」と思っていたら、また今週末も台風・・・
どうか被害があまり出ませんように・・・

さて、クラゲの 9月は終わりましたが、引き続きみなさんにクラゲたちの魅力をご紹介していますよ。
えのすいでは、40種類以上のクラゲたちが展示水槽に登場しています。
バラエティ豊かな色や形、大きさをしていますが、なかには見た目が似ているクラゲたちもいて、お客さまから「これさっきと同じクラゲじゃない?」といわれてしまうことも・・・
そんな言葉を聞くと、「同じじゃないんだよー!」と心の中で叫んでいます(泣)

例えば、大きめのクラゲではアマクサクラゲとアトランティックシーネットルでしょうか。
どちらも白っぽくて半透明な体に、長い口腕と触手を持っています。確かに似ている。

ですが、よーく見てみると見た目の違いがわかりますよ!

アマクサクラゲは、天草地方で見られたことから名付けられた、本州中部以南に生息するクラゲです。
触手と傘の真ん中のあたりにつぶつぶとしたもの(刺胞塊)があるのが特徴的で、色がうすい橙色の個体もいます。
毒は強いとされていて、私も以前刺されたことがあるのですが、確かに痛かったです。


アマクサクラゲ(クラゲサイエンス)

アトランティックシーネットルは、その名の通り大西洋に生息しているクラゲです。
アマクサクラゲのように傘や口腕に目立った刺胞塊はありませんが、口腕の付け根が赤く色づく個体がいることがあります。
白い体に一部うっすらと赤色が入っているようすがきれいで、私はついついじーっとみてしまいます。


アトランティックシーネットル(クラゲファンタジーホール)

アマクサクラゲはクラゲサイエンス、アトランティックシーネットルはクラゲファンタジーホールに登場していますので、ぜひじっくり近づいて観察して、見分けてみてくださいね。

3連休お待ちしております!!!

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