2018年11月07日
トリーター:山本

カツオノエぼうしの作り方

最近は南風が吹く日が少なくなり、私の大好きなカツオノエボシがすっかり見られなくなってしまいました(と思ったら最近葉山の方で見られたとかなんとか・・・!)。
さみしい。カツオノエボシのことを書きたいのにネタが無い。
・・・ということで、今回は「カツオノエぼうし」の作り方をご紹介します。
カツオノエぼうしとは、この夏私が作った手作りの帽子です。夏のイベントで何度か使っていました。


カツオノエボシが流れてこない、そんなさみしい季節にピッタリのアイテムです。これを被れば、あなたもあっという間にカツオノエボシ!
作りながら体の構造も学べます(ここ重要!)ので、お子さまの冬休みの宿題なんかにいかがでしょうか!

それでは作り方です。
とはいっても、クラゲ生産室にあった物を適当に使って作りましたので、みなさまで自由に工夫して、もっとハイクオリティなものをお作りください!
材料は、透明な大きい袋を何枚か、青い布or青いビニール、針金、黄色いテープ、結束バンド、両面テープ。こんな感じでしょうか。

1. 結束バンドを繋げて頭に巻き、とりあえず自分に合う大きさに調整してください。結束バンドですので、後から調整できますよ。


2. 調整したバンドを中心に、透明な袋を被せていきます。左右非対称にすることで、ちょっとリアル感が増しますよ。気泡体のふっくら感を出すために、テープを使って形を整えながら袋を何枚も重ねていきます。
ちなみに、この袋の色は青がいいという意見もありましたのでお好みで。リアルを求めたい方は、気泡体の上のしわしわの部分も針金やペンなどを使って作ってみましょう。


3. 感触体(=触手)と栄養体(=口と胃)を作ります。
青い布やビニールを感触体の形に切って、先ほど作成した帽子部分に貼りつけましょう。長い物を 1本(=主感触体)作り、それよりも短い物をたくさん作りましょう(ちなみに、この中に針金を入れると、コイル状にしたりちょっと曲げたりと、自分の好きな形にすることができるという、ちょっとどうでもいい機能を付けることができます)。
作ったうちの何本かは先端に黄色いテープを貼り、栄養体の口を表現しましょう。
これでほとんど完成ですが、こだわる方は綿などを使って生殖個虫を表現してみてください。



完成――!!


いかがでしょうか。
素材や色など、こだわりたいところはまだまだありますが、これを被ればあなたもカツオノエボシ。これ一つ作るために、詳しく観察したり、勉強したりとすごくためになりました! 使い勝手もとてもいいので、みなさんもぜひ作ってみてください!
これを作っていて思いましたが、他のクラゲでもやってみたら面白そうですね。そのうちやってみます。街中がクラゲの格好をした人であふれる日が来たらいいのにな。


カツオノエボシ

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