みなさま明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
新年最初にご紹介するのは、2019年 1月 1日から大々的に展示をスタートした深海の新たなアイドルになりうる魚「ホテイウオ」です。ちなみに深海のアイドルといえば、やはりメンダコですので、このような肩書きにさせていただきました。
「ごっこ」の呼び名で知られ、浅場から水深 1,700mに生息し、相模湾でもまれにみられます。
ただ、かわいさは折り紙付き! “えのすい”魚類の“真ん丸アイドル枠”にはすでに北の海のアイドルこと「フウセンウオ」が不動の地位を築きつつありますが、彼らにも引けを取らないふっくらかわいい魚です。
また、名前の由来がとってもお正月向きで大変おめでたく、その姿から七福神の「布袋さま」にちなんでいます。
いわれてみれば、見れば見るほどふくよかで、まさに福がありそうなご尊顔。ああ、ありがたや・・。
このホテイウオは、昨年の 5月に石川県の「のとじま水族館」からふ化後数か月の 5~ 10mmの個体をいただき、バックヤードで大切に育てたものです。
深海Ⅰで約 40尾の小さな布袋さまがみなさまをお待ちしております。ぜひご覧ください。
おまけでもう一つだけ・・。深海のイノシシもちょっとご紹介です。
タカアシガニの水槽に暮らす「ツボダイ」です。
英名が「Boarfish」、Boar=イノシシです。確かに顔がちょっとイノシシに似ているような・・。
ちなみに、このツボダイが含まれるカワビシャ科というグループは「○○ボアフィッシュ」という魚が何種類かおり、以前飼育していたテングダイ(Striped boarfish)もその一つです。