2019年02月15日
トリーター:北田

今週のおすすめ

昨日くらいから鼻水とくしゃみが増えてきました。
花粉症到来? しばらく辛い日々が続きますね。
さて、今週のおすすめです。

深海トロール漁の「小さい」深海生物たち

小さい深海生物ほど、船上での苦労が伺えます。揺れている船上での、漁獲された深海生物の選別作業は船が弱いトリーターではすぐに酔ってしまいます。私も以前は1cmほどのウミグモを集めようとしたのですが、起き上がることもできず、情けない結果に終わりました…。
今の深海担当者はこの状況下でさらに活かす努力をしています。

アカツノチュウコシオリエビ


船上で見かけるのはオオコシオリエビが多いですが、良く見ていると違うコシオリエビも時々見つかります。個人的には、ハサミも威張りすぎず、バランスがとれた体つきでおすすめです。

ヤマトトックリウミグモ

細い体に内臓が収容できず、脚にまで及んでいるウミグモ。かっこいいと感じるかちょっと苦手と感じるかは大きく分かれそうですが、深海ってこんな形の生き物がたくさんいて欲しいです。

オーストンガニ

相模湾にゆかりのある生物学者アラン・オーストン博士の名前がついたカニです。オーストン博士の名前が付けられた生物は他にもオーストンフクロウニやミツクリザメ(学名:Mitsukurina owstoni)が有名です。
水槽ではじっと腰掛けているようにしていますので、この細い脚で歩いてる姿が見られたらラッキーかもしれません。
[ 新着生物 ちょっとオシャレな名前は、相模湾にゆかりのある博物学者から。「オーストンガニ」 ]

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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