2020年06月03日
トリーター:山本

オベリアどーこだ

オベリアクラゲオベリアクラゲ

この前、久しぶりに江の島に行ったら「オベリアクラゲ」が採れました。こんなペラペラな形のクラゲです。
さてこのオベリアクラゲですが、とてもとても小さいです。
どのくらい小さいのか、みなさまに体感していただきましょう。

私はクラゲを採集するとき、「えのすいクラゲの日」と同じ方法でおこなっています。
簡単にいうと、「目の細かい網(目合 0.5mmくらい)を海中で適当に曳き、その採集物の中からクラゲを探す」という方法です。
江の島の周りには、1mmほどの小さなクラゲがたくさん生息しています。
そんなクラゲたちを、海から直接見つけるのは至難の業です。
そこで、先ずは適当に海中を曳き、いろいろなものと一緒にクラゲを捕まえます。
すると、こんな状態になります。


さまざまなプランクトンや木くず、あると悲しいビニールの切れ端などなど・・・ いろいろなものが入ります。
この日は夜光虫(表面に浮いてる粒々)がたくさんいました。
この中からクラゲを探していく・・・!
では、次の写真からオベリアクラゲを探してみましょう。
じっくり探してみてください!


ヒント:真ん中ちょい左あたりにいます。





それでは正解発表です。


こんなに小さな生き物でも、それぞれ形が違ったり、特技を持っていたりして、海の中で生きています。
それってすごく面白いなーと私は思うのです。
「見て癒される」とは少し違うかもしれませんが、魅力的な小さなクラゲのご紹介でした。

クラゲサイエンス

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