2021年01月25日
トリーター:今井

オオカミウオのステイホーム?

昨年8月、北海道からやって来た2尾の若いオオカミウオですが、2週間後、そのうちの1尾が元からいる大きな個体と妙に仲良くなってしまいました。
当時( 2020/09/17 仔犬のようなオオカミウオ )を振り返ってみますと、すでにつがいのように寄り添っていましたね・・。

実は、この写真を撮影した深夜にオオカミウオ同士で闘争?があったらしく、もう一方の若い個体が負傷して、しばらく予備水槽にて療養となったのでした。
本種の口は(名前の通り)かなり大きく開き、鋭い牙もあります。さらに、貝やカニを噛み砕く強力な顎も持っているため、まともに攻撃を食らうと、かなりの傷となってしまいます。


現在は、餌をねだるほどに回復しています。
頭を撫でたりして観察していると、甘噛みでもしてくれそうな雰囲気が漂います。
「いい奴だな~お前は。早く元気出せよ!」

ところで仲の良い2尾はどうしているのだろう?
当直の深夜に覗いてみたら、真ん中に小さなムロランギンポを挟んで仲良く“川”の字になって休んでいました!


仲良し3尾

やっぱり優しい奴らで、ちょっとホッとしました。
*個体年齢と環境の把握、タイミングの取り方等、トリーターとして反省の限りです・・・(>_<)。

太平洋

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