2021年02月21日
トリーター:笠川

“えのすい”生まれ すくすく成長中

キャノンボールジェリーキャノンボールジェリー

ただ今、いろいろな種類の根口クラゲの仲間がすくすく成長中です。
“えのすい” 生まれなので、かわいいサイズがそろっています。
そして日々の成長も見守ることができます。
ぜひ注目してください。


クラゲファンタジーホール


フィロリーザ・プンクタータ

ピョコピョコせわしなく動く姿がかわいいです。
今、ようやく付属器が伸び始めて、隣のビゼンクラゲが赤い靴下なら、こちらは白い靴下をはいているようです。
水玉模様も出始めました。
この白い斑点がプンクタータの由来です。


ビゼンクラゲ

江の島のまわりに出現するものは、水色をしていますが、有明海のほうで出現するものはこのように付属器が赤いものです。
現地では、ヒゼンクラゲを白クラゲ、ビゼンクラゲを赤クラゲと呼んでいるようです。
この赤いビゼンクラゲは、付属器が少し赤く色付いた頃が一番かわいいです。


キャノンボールジェリー

全部 “えのすい” 生まれで、今、400個体くらいいます。


コティロリーザ・ツベルクラータ

久々の登場です。ドレスを着たようなかわいいクラゲです。
でも天然物は全然かわいくありません(気になる方は検索を)。
そして和名もあまりかわいくありません。
チチュウカイイボクラゲ
コティロのほうがいいよねってことで、学名で出しています(ちなみにプンクタータは、和名がナンヨウタコクラゲです)。


根口クラゲの仲間は、名前の通り、口腕のところが根っこのようになっています。
ここに小さな口がたくさんあります。
なので、まず成長段階でこの口腕がうまくできないと育ちません。
またそこから伸びる付属器がうまく出てこないとあまり大きくなっていきません。
なかなか育てるのに手がかかります。
ちゃんと見てあげないといけないものが多いです。
クラゲも種類ごとに育ち方がいろいろなんです。


リクノリーザ・ルサーナ

大小さまざまいます。
なぜか人気がある種類です。
あまりせわしくなく、優しい印象なのでしょうか。



クラゲサイエンス


カワイトヒキクラゲ

付属器がきれいに伸びています。
ついこの前までは大きなものがいましたが、次の世代が育ってきたので、かわいいサイズです。
成長が楽しみです。


サカサクラゲ

サカサクラゲも根口クラゲの仲間です。
アクリル面にへばりついているので、違う生き物みたいですね。


ブラウンドットジェリー

こちらもコティロやプンクタータと同様、久しぶりの登場です。
すくすく成長して、もうけっこう立派です。
天然物は傘にそばかすがあるのですが、なんだかこの子たちはツルツルです。


カラージェリーとタコクラゲは残念ながら購入した個体ですが、けっこう長く飼育しています。

カラージェリー (クラゲサイエンス)

タコクラゲ (クラゲファンタジーホール)


クラゲサイエンスに展示しているビゼンクラゲは、江の島近辺でも出現するものです。

ビゼンクラゲ (クラゲサイエンス)

スナイロクラゲと以前呼ばれていたビゼンクラゲです。
これも “えのすい” 生まれです。

ざっとあげて、現在根口クラゲは、10種類。
(ビゼンクラゲを分けると11種類。“えのすい” 生まれは9種類。)

ぜひ、見比べながら楽しんでください。
根口クラゲはよく泳ぐので見ていて楽しいですよ。

クラゲサイエンス

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