2021年03月16日
トリーター:矢作

毎日が大掃除~後半~

今回は、ペンギン舎の掃除のようす(「2021/02/04 毎日が大掃除~前半~)の続きのお話です。どこまで掃除をしたか… 前回の投稿もぜひチェックしてみてくださいね!

ペンギン舎の床や壁など、あらゆる場所の汚れをゴシゴシ洗っている間に、お客さまの目の前にある「プール底」と「窓ガラス」も掃除します。

一番深いところで水深約 1.4メートルあるペンギンプールの「プール底」は、ペンギンたちの排泄物やコケなどさまざまな汚れが付着・沈殿しています。
陸場から届く範囲の汚れには普通のサイズのデッキブラシを使い、深い部分の掃除には柄の長い(普通のサイズの約 3倍)デッキブラシを使って掃除します。


また、「窓ガラス」は、ペンギンたちの排泄物のほかに、水あかや餌の魚のうろこなどがついて汚れてしまいます。
窓ガラスを掃除する際は、飼育舎内にある専用のバルブをひねります。
すると…、ガラス全体にシャワー状の水が噴射されます。
こちらも普通のサイズのデッキブラシと柄の長いデッキブラシの、先端にタワシを付けたものを使用してゴシゴシ擦っていきます。



そして最後に、陸場とプールに次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)を薄めたものを散布し、しつこい汚れ部分の仕上げと消毒をして、大掃除は終了です!


ペンギン舎内をきれいに流し、掃除用具を片付けるころになると、給餌台にはご飯待ちの常連のペンギンたちが並び始めます。この 4羽、本当によく並びに来るんですよ。



左から、「ウタ」、「コハク」、「チョキ」、「マリー」

開館してすぐの早い時間のペンギンプールでは、もしかしたら「大掃除」のようすがご覧いただけるかもしれません。また、掃除の後には朝の給餌もありますので、ぜひペンギンプールのぞいてみてくださいね!

ペンギン・アザラシ

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