2021年07月16日
トリーター:笠川

1/100から74/100

ジェリーフィッシュライダー、再展示開始しました。
6月19日にふ化したオオバウチワエビのフィロゾーマ幼生です。
すでに 4回脱皮を経て、第 5期フィロゾーマ幼生になっています。
見やすいサイズかと思います。

前回展示していたウチワエビのフィロゾーマ幼生は、同じ時期には最後の 1個体(ラストライダー)になってしまっていましたが、今回はなんと 74個体も生存しています。
1/100から74/100は、大きな進歩だと思います。
運だけではなく、着実に再現できるようになっています。少し自信がつきました。

乗り物も今回は、クリサオラ・プロカミアを与えてみました。
面白いことに、触手が赤いクラゲを与えると、フィロゾーマ幼生の頭胸部が赤く色付きます。
クラゲにとりついている姿はまるで小さなお花が咲いたようでとても綺麗です。
しばらくすると消えてしまうので、実際に見られるかはわかりませんが、必見です。写真で撮影すると、細部までよ~くわかります。



赤い触手を食べると、このようになる。ということは、青い触手を食べるとどうなるか。
カツオノエボシでぜひ見てみたい。カツオノエボシがたくさん集められたら、試してみます。南風よ、吹け~。

残り 74個体が何個体、ガラスエビになって、稚エビになるかはわかりませんが、最後まで気を抜かず頑張ります。
ちなみに、前回展示に出ていたラストライダーは、7月7日に無事、ガラスエビから稚エビとなり、現在はバックヤードのクラゲ生産室で過ごしています。
またどこかに登場する予定ですのでお楽しみに。


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