2021年09月28日
トリーター:島森

天洋lおばあちゃん

ゴマフアザラシの「天洋l」おばあちゃん、またまたできることが増えました!!

前回換毛がやっと始まったと、このトリーター日誌へ載せてから。
実はまだ換毛中。顔の毛はきれいに生え変わり白っぽくなったんですが、下半身が先に始まったはずなのにまだ抜け変わっています。全身きれいになる日はくるのだろうかと、ちょっと心配になってきました。(2021/07/28 45歳のおばあちゃんアザラシ

さて、そんな天洋lおばあちゃんですが、ここ最近ずっと一緒に練習してきたことがあります。それは「心電図検査」。
以前にも練習をしていたんですが、検査当日になるとうまくいかないことが続いていました。そして先日、ようやく心電図検査をすることができました!!

アシカやアザラシでは動物病院でも使われているこのクリップを四肢に着けて検査をします。(ちなみにイルカたちは体にシールを貼って、そこにこのクリップを着けます)


天洋lおばあちゃんはこのクリップを肢に装着するところを初めはとても気にしていました。
目が見えないおばあちゃんにとっては、なにが起こっているかわからなくて不安になるから当然ですよね。
なので、「怖くないよ」「このクリップ着けるだけだからね」と、何度も何度も練習を重ねてきました。
すると次第に落ち着いて応じてくれるようになり、今回の検査ではリラックスした状態で測定することができました。
すごい! すごいよ! 天洋lおばあちゃん!!



年齢を積み重ねてきた分、体にはいろんな問題がヒトと同じように起きてきます。経過観察をするためにも、すぐに変化に気づくためにもこういった検査を続けていく必要があります。
検査で一番難しいことは、何よりも継続することです。これからも天洋lおばあちゃんと一緒に、のんびりと過ごしながらも検査に向けた練習も頑張っていこうと思います。

コロナが終息して、バックヤードにいる天洋lおばあちゃんにもいつかみなさんに会っていただける機会がつくれたらいいなと願っています☆

イルカショースタジアム

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