2022年09月25日
トリーター:八巻

ついつい撮ってしまった生き物たち

みなさんこんにちは! 八巻です。
私たちは開館前、閉館後に水槽の見回りすることが日課です。その理由はさまざまですが、きょうは、この 1か月ほどの間にその見回りの際、思わずスマホで撮ってしまった生き物の写真や動画を振り返ってみたいと思います。

9月4日 テンス(海岸水槽「漁港」)9月4日 テンス(海岸水槽「漁港」)

海岸水槽「漁港」にいたテンスです。なぜ撮ったのかいまいちはっきりと思い出せませんが…
テンスの独特の体形は愛嬌がありお気に入りです。確かこの時は、前の方の背びれを見事に立てていて、可愛いなぁと思った記憶があります。また、太陽の光に反射するひれや体の青い模様は赤い体にとても映えていて、つい見入ってしまうのです。

9月4日 モミジガイ(沿岸水槽)9月4日 モミジガイ(沿岸水槽)

モミジガイはヒトデのなかまです。
ヒトデといえば、一般的には動きが緩慢な生き物ですが、このモミジガイの移動速度は非常に速く、まるですべるように素早く滑らかに移動します。しかもいつもは砂の中に潜っていて、エサの匂いがすると砂の中から浮き上がり、動き出すのです。まるでゾンビさながら。
そのヒトデらしからぬ異様な動きについついスマホのカメラをまわしてしまいました。

9月19日 タスマニアオオガニ(深海Ⅰ「タカアシガニ」)9月19日 タスマニアオオガニ(深海Ⅰ「タカアシガニ」)

言わずと知れた世界最大級のカニのなかまです。タカアシガニはほっそりとしたイメージですが、こちらはずんぐりしています。
このカニの定位置は決まっていて、水槽の右手前か左手前です。そこ以外にいる時はたいてい水槽の端を歩いています。しかし、この日はなぜか、擬岩の上に乗っていました!
あの後無事に降りられたのかな…と心配になります。

9月25日 アオヤガラ(沿岸水槽)9月25日 アオヤガラ(沿岸水槽)

アオヤガラはとても細長い体つきをしていている魚です。ストローのような口で勢いよく獲物の小魚を口の中に吸い込むようすは、いくら見ていても飽きません。
しかし、きょうはそれとは違ったところに目がとまりました。私はハタのなかまの目が緑色に反射するようすがとてもきれいで大好きですが、それと同様の輝きをヤガラの目にも見つけたのです。本当にきれいな緑色です。

9月25日 シキシマハナダイ(沿岸水槽)9月25日 シキシマハナダイ(沿岸水槽)

シキシマハナダイはハナダイというハタのなかまで、やや深い岩礁域に生息しています。群れている事が多いようで、一度釣れると何匹も釣れます。
ハナダイのなかまはその名の通りきれいなものが多く、シキシマハナダイの赤と黄色もとても鮮やかで美しいのです。しかしこの魚、かなり臆病で、だいぶ水槽に慣れてきた今でも、よく頭だけを岩の隙間に突っ込んで休んでいるのです。
頭隠して尻隠さずとはまさにこのことで、思わずくすっと笑ってしまいます。

相模湾ゾーン

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