2023年06月21日
トリーター:小森

ウミガメプール開き

年に 2回のウミガメプール大掃除、きのう開催しました。
いつもはお客さまが帰った閉館後からごしごし始めるのですが、今回は日中にやってみよう! ということで、お客さまが見守る目の前で掃除をしました。

まずは水を抜きながらごしごし。
トリーター日誌用にカメラ目線でもぱしゃり。

写真を撮ってくれたS山トリーターはちゃっかり楽なポジションを確保…というわけではなく、陸場をひたすらごしごし。

こちらは高圧洗浄機をお試し中のH内トリーター。コケが頑固すぎて文明の利器が負けました。
お掃除の間、ウミガメたちはフリーダムです。

ウェットスーツが大好きなアオウミガメの「レッド」はK岡トリーターを襲いにいきます。
「レッド」攻防戦を 2人が繰り広げているうちに「ノンキ」も参戦していました。笑

そんなようすを笑いながら見ていると、遊んでいるのか「ウチワ」が何度もわたしの足の間をくぐります。

ほんとみんなフリーダム。
そして一通り磨き終わったところでプロポーション測定です。

ノギスで甲羅の縦と横を測り、せーので持ち上げ、体重を測ります。

これまでの最恐体重は「レッド」の115kgでしたが、なんと今回「エル」が119kgに!
大人のウミガメはほぼ100kg前後なのですが、「エル」を測ったあとは全てのウミガメが軽く感じるという脳みそのバグがみんなに起こりました。
一部測定にはタイヤも登場。
今回は「ルル」・「ナル」に協力してもらいました。

そして、アオウミガメプールが終わったあとはアカウミガメプールの掃除です。プロポーション測定をしたあと、またみんなでごしごし大会ですが、ここでなぜかわたしの携帯がご機嫌斜めになり画面ロックがかかってしまったためほとんど写真は取れませんでした。残念。

19時まで掃除をおこないましたが、時間オーバーであまり磨けなかったアカウミガメの甲羅。ちょっとだけ縁のほうが赤っぽくきれいになっているのがわかるでしょうか?

甲羅の美しさから乱獲されされた歴史を持つタイマイ。「ショウ」の甲羅もこのように美しさが蘇りました!

そして翌日。
生まれ変わったプールがこちら!!!


コケゼロ!
若干濁って見えるのは、今外の海がプランクトンの発生で少し濁っているからです。“えのすい”の海水は目の前の海の水を引き込んでいるので外の海の状況で見え方が変わってくるのです。
海の濁りが消えたらもーーーーっときれいに見えますが、今でもこれくらいはっきり見えますので!


みなさん!
見に来てください!

ウミガメの浜辺

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