暑い夏が過ぎたと思ったら今年も残りわずか！恐ろしい！
そんな 10月ですが、“えのすい”ではハロウィンにちなんだ水槽が登場しています。
今年はなんと動く魚名板も登場。どういうこと？ と気になった方はぜひお越しください。個人的にはイベント感が出てとても楽しい魚名板だなー！と思っています。

ほかにも、ペンギンプール前のテーマ水槽もハロウィン仕様になっているのですが、今月は私が担当したので自分で宣伝しちゃいます！

10月のテーマ水槽は「“えのすい”の怪しいHalloween」と題しまして、ハロウィンを感じてもらいながら生物に興味を持ってもらえるような展示を目指しました。

ゾンビの水槽では骨が泳いでいるようなレイアウトに挑戦。バックの板がカラフルに点灯してくれるお陰で怪しさが倍増しています。ていうか、カラフルに点灯するバックの板ってなによ。現代はなんでもありますね、本当にすごい。
ちなみに、本日遠足でいらしていた小学生たちに、まじでゾンビだ！！！と気に入っていただけたので、なかなかいい出来になっているのかと。ふふふ。気になる方はぜひ実物を見にきてください。

ジャック・オー・ランタンの水槽では、のぞき込むと怪しい光が点滅しています。
こちらはヒカリキンメダイ。光っているヒカリキンメダイを見るコツは、とにかくのぞき込むこと！！
水槽を設置するまでどんな感じになるかわからず、どきどきしていたのですが、思いのほか周りが明るいため遠目からはヒカリキンメダイの発光が見えません（^-^;
想定外でした（^-^;
とにかくこれでもかっっってくらいにのぞき込んでみてください！

悪霊の水槽では、路地裏に悪霊のごとく青白く光るキャノンボールがみえます。
とてもいい感じ。照明の色、とても悩んだのですが今は青にしています。
照明なしだと少し暗いし、白だと怖い感じでないし・・・ で、青。そんな葛藤のあった水槽でした。

幽霊の水槽ではお墓から出てきた幽霊、チンアナゴたちがにょろにょろしています。
なんと、ここにはシンジュアナゴが２匹いるのです！なかなかお目見えすることがないため超レア！見られたらラッキー！
チンアナゴたちは好き勝手にょろにょろしてますので、面白い子だと頭だけ突っ込んで胴体丸見えの子もいたりします。
そして、ミツボシクロスズメダイの幼魚がまた幽霊っぽくいい味を出しているんです・・・！ よき！

魔女の水槽では魔女が用意した骨、透明標本たちが置いてあります。骨のつくりがよくわかり面白いですよ。
こちらも雰囲気としては暗くしたいのですが、そうすると透明標本の良さが死んでしまうため、泣く泣く明るい照明にしています。
めちゃくちゃ小さな透明標本もあるので、ぜひ顔を近づけてじっくり見てください。

そして吸血鬼の水槽。
吸血鬼って虫や霧などに変身して棺桶の隙間から抜け出すって知っていました？
わたしは知りませんでした。
そこで、カニ（バンパイアクラブ）に変身して抜け出した吸血鬼たちをイメージしたレイアウトにしてみました。
うまいこと物陰に隠れているので、蜘蛛やコウモリなどのレイアウトと一体化していて、これはこれで面白いなと勝手に思っております。
赤や紫などとてもカラフルなカニなのですが、レイアウトに溶け込んでじっとしている姿はさながら置物のよう！

こんな内容のテーマ水槽になっております。

そして、もう一つお知らせが。なんと、こちらの場所でのテーマ水槽、今月で運営終了となるのです・・・！
今後は入り口近くのウェルカムラウンジに場所を移して、みなさんに季節を感じていただくことになります。
ということで余計に見たくありませんか？

さて、いったい何人の方がこのトリーター日誌を見てくださっているのでしょうか。
少しでも気になるな、と思っていただけたのでしょうか。
17年近く続いたこの場所でのテーマ水槽のフィナーレです。
どうぞご来場ください！