2023年10月25日
トリーター:堀内

ウミガメの「見分け名」

毎日ウミガメと接していると顔やひれ、甲羅などを見るとすぐに誰か分かります。
しかし、初めてウミガメを見たときはみんな同じに見えて、どこで判別すればよいのか非常に悩みました。
デッキ上とガラス面上には個体の名前と特徴が書かれていますが、きっとこれだけでは見つけることは難しいだろうと思いました。

そこで!
イルカたちに「見分け名」があるようにウミガメにも「見分け名」を考えよう!と思いつき、あくまで私個人の見分け名になりますが、みなさんに紹介します。
ウミガメたちは近くで見るより、デッキの上から見た方が非常に分かりやすいので、ぜひデッキ上からウミガメたちを見てみてください。


1, ビックオレンジ「エル」

大きなオレンジ色の甲羅が特徴。“えのすい”での飼育歴は 55年で、日々飼育日数を更新中。甲羅の色や模様から年齢はかなりいってるのでは?と思っています。


2, もちもち「レッド」

食べることが大好き。首回りのお肉が誰よりもたぷたぷ・・・・していて、触ってみるととてももちもちです。
食べることが大好きですが、食べるのがちょっと下手で空振りしながらも一生懸命食べています。ご飯の後も、もっとご飯を食べたいのか半分上陸しながら口をぱくぱくさせていることがよくあります。
エアーご飯中に朝食べたイカの汁や海水が口から出ていて、お客さまから「大丈夫ですか?」と聞かれることがありますが、大丈夫です!!


3, まっくろ「クロ」

甲羅もひれも大きなしっぽも全身真っ黒です。


4, 白黒オセロ「シロ」

大きな黒い甲羅と白いひれが特徴。子ガメたちのお父さんカメです。


5, にっこり「ノンキ」

水中でみると口角が少し上がってにっこり笑っているように見えませんか?
“えのすい”生まれの子ガメたちのお母さん。温厚な性格をしていて、名前の通りいつものんびりと泳いでします。

ひとまず大人のウミガメたちの「見分け名」をこんな感じで考えてみました!
「見分け名」を考えるのはなかなか難しい・・・ 。
この「見分け名」が、少しでもみなさんがウミガメたちを見分けるときのヒントになればうれしいです。

ウミガメの浜辺

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