2023年10月30日
トリーター:永江

イルカの皮膚

早速ですが、イルカたちの皮膚は、どのような感触だと思いますか?

魚のように鱗はなく、想像がつきやすいサメ肌のようにざらざらしていません。毛が生えておらず、つるつるです。ゴムのタイヤや野菜の茄子みたいな感触なんです。つるつるでやや弾力があります。ぬるぬるはしていません。
なぜそのような皮膚をしているか、それは水の抵抗を少なくし速く泳ぐためです。

そして、その皮膚も常に新しく生まれ変わります。イルカは約 2時間に 1回の周期です。人は、約 1日に 1回らしいです。
その際に、人と同じように“垢”が出ます。イルカも垢が出るんです!!!!

そんな垢ですが、今回はカマイルカの「セブン」に協力してもらいました。白と黒のツートンカラーのカマイルカ。

身体を少しガーゼで擦ってみると・・・
白いところからは白色の垢、黒いところからは黒色の垢。そして、背鰭(せびれ)の白色と黒色の境目からは、なんと灰色の垢がとれました。
ガーゼが白くて白色の垢が見にくくてすみません。

イルカ同士で体を擦りあったり、ジャンプして体を打ちつけるときに古い皮膚を落としています。ショー以外のときでも、イルカたちはいろんな動きをしているので、そこもぜひ見て欲しいです。

イルカショースタジアム

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