2023年11月24日
トリーター:向田

はじまりました! 「ミライ」とのトレーニング

みなさんこんにちは!
10月からバンドウイルカの「ミライ」の協力のもと、トレーニングがはじまりました^^
トレーニングをする上で準備したことがいくつかあります。鯨類の勉強をしたり、サインを習ったり、ホイッスルを吹く練習をしたり、、、。
ちなみに、トリーターが首にかけているホイッスル。みなさんも「ピッ」という音を聞いたことがあるのではないでしょうか? あの音、実は出すのが難しいんです! (私には難しかった!)
「ピ~」と長く弱い音になってしまうので、短く大きい音が出せるようにタンギングを意識しながら毎日練習しました。汗

実際に「ミライ」とトレーニングをすることになってもいきなりサインは出しません。“えのすい”のイルカたちのステイションを覚えるところからはじまります。そんな「ミライ」とのステイションについて今回のトリーター日誌ではお伝えします!
といっても、ステイションはとても奥が深く、私はまだまだまだまだ勉強中なので、内容薄めですが学んだことをお話させてください!

○ステイションとは
見た目の状態はイルカが口を閉じ、両目を開き水面から出ていて、体をまっすぐにし、トレーナーの正面にいること。そして、内面的にはトリーターが出したすべてのサインにすぐに反応できる状態のことです。

分かりやすいところだと、ショーの最中にイルカがトリーターの前にぴしっといる、あれがステイションです。

トレーニング中のステイションで特に意識したことは位置(距離感)と、口を閉じているか、です。こちらはトレーニング中のサインを出していないときの私と「ミライ」。

上の写真に比べて下の写真ほうが私と「ミライ」の距離が遠いことがわかると思います。(上が正確なステイションです)この距離の違いが最初は気づけなかった、、、! 距離が遠いとごはんもあげづらくなります。
また、ごはんをあげた後にまだ飲み込んでいない状態のときは口が開いているので、ステイションではありません。矢継ぎ早にサインを出すのではなく、飲み込んで準備が整ったときにサインを出すことも学びました(実は例外もあります)。
他にも、尾びれのあおりをみたり、目の開き加減をみている先輩もいるのでもっと意識すべきところはありそうです。

最後に、トレーニングでは毎回新しい学びがあります。
できることが少し増えたと思ったら、できなくなり、少しずつですが成長している最中です。そんな私の成長記録になってしまいますが、日誌でまた紹介させてください!
引き続き楽しみながら頑張ります^^

イルカショースタジアム

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