みなさんこんにちは。
昨年末の日誌(2023年12月27日)で、今年の干支にちなんだテーマ水槽の話をしました。
今回はその裏側のお話をします。
トラウツボやイセエビは岩の隙間を好み、水槽内では、塩ビパイプを隠れ家として使うことがあります。そこで、今回は彼らが物の隙間に隠れる行動を活かして、こたつの中に入っているように見える展示にしてみようと考えました。
ペット用のベッドでこたつに見えるものがあったので、これを使うことにしました。しかし、中に骨組みを入れて沈めてみたところ…全く沈む気配はありません! 大変!
実は準備をしていた日の閉館後には、生中継の取材が入っていたので、何としても水槽を完成させなければなりませんでした。途方に暮れていたところ、先輩トリーターが助けに来てくれました。今回のテーマに合ったレイアウト用品のストックがあまりなかったのですが、その中で使えそうなものを持ってきてくださり、急遽レイアウトを一緒に組んでくれました。
事前に予備のレイアウト品を準備しておくべきだったととても反省しましたが、助けてくれた先輩が、「テーマ水槽はその場でやってみないと分からないこともあるよ」といってくれました。先輩の暖かい言葉を受けて、なんとしてもこたつを完成させたい! という想いが強くなりました。さまざまな改造を加え、ようやっと沈めることができました!
さあ、トラウツボは入ってくれるのでしょうか。 どきどき
入ってくれました!!
か、かわいい! ウツボ好きのFトリーターの気持ちが少し分かりました。
しっかりこたつに入ってリラックスしているように見えます。完成させることができてよかったです。
余談ですが、こたつをどうしても沈めたかったのにはもう一つ理由があります。
「こたつ」、「こ・たつ」、「たつ」。
暖かい話で終わらせようと思ったのに、一気に寒気が…( ;∀;)
失礼いたしました。辰年にこだわりすぎてしまったようです(笑)