フンボルトペンギンの「テン」と触れ合ってばかりの私。
以前のトリーター日誌でも少しお話をした「ユキ」や「イト」との距離も近づいてきた実感があります。

雌の「ユキ」は相変わらず雄の「テン」に興味があり、私と「テン」のたわむれ中に寄ってくることがさらに増えています。
そこで、「ユキ」の首もとを指でくすぐると、以前は攻撃的に嘴（くちばし）を向けてきていたのが、甘噛み程度になっていたり、抱えても怒るような仕草がなくなっていたりと、触ることに慣れてきているようです。

もう一羽、「イト」はまだしっかり噛んでくることがあります。でも、きょうは検査のために獣医の検査部屋へとやってきました。そこでの「イト」は普段とは違う環境に少し戸惑いもあったのか、非常におとなしくしていました。そこがチャンスと、検査待ちのおとなしい「イト」を膝の上に乗せると、噛むこともなく触らせてくれました。きっかけはどうであれ、触ることができたのは少し前進できた気がします。

その他にも、ペンギンとの付き合いが私よりも長いトリーターを観察していると、噛まれるかもと構えずに堂々と触りに行くと警戒することもなく、おとなしくしてくれているようにも見えます。きっと慣れないことによる緊張感がペンギンたちを警戒させてしまうのかなと思います。

これからもペンギンたちをよく観察し、もっとお互いの距離を縮めていきたいものです。