2024年05月28日
トリーター:亀谷

初めまして

初めまして!
新人トリーターの亀谷(かめたに)です。今年の 4月から新江ノ島水族館の獣医師として働いています。
入社して早 2か月が経とうとしていますが、先輩獣医師、先輩トリーターから日々の業務について教わっていると本当にあっという間に一日が過ぎます。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。天気の変わりやすいきょうこの頃、私は海風とともに飛んできた細かい砂が目に入ることにもちょうど慣れて参りました。

さて、今回のトリーター日誌では、ウミガメの診療についてご紹介します。ウミガメの健康管理では、採血やエコーを用いて健康状態を把握したり卵胞の有無やそのサイズを調べたりします。先日、ウミガメの採血に初めて挑戦しましたが、うまく血液が上がってこず、採血の難しさを改めて痛感させられました。先輩獣医師の指導のもと、刺す針の位置や角度、深さ、シリンジの持ち方、動物の状態などさまざまな要因についてフィードバックしてもらい、次の機会に臨めるよう練習しています。

採血した血液の一部は顕微鏡で観察し、赤血球や白血球をカウントします。

そして、ウミガメの治療には内視鏡を使用することもあります。
風の強い日には、細かい砂とともにビニールなども飛んでくることがあり、ウミガメがそれらを食べてしまうことがあります。そのような際は、内視鏡を使って異物を除去します。内視鏡に挿入した鉗子で一つずつ異物を取り除く作業は、時間と忍耐を要しますがウミガメの健康のためにはとても大切な治療です。

駆け出しのトリーターにできることはまだまだ少ないですが、落ちているごみを拾う、そんなことから始めてみようと思います。

話は大きく変わりますが、先日ある初体験をしました。
それは競馬観戦です! 先輩トリーターTと先輩トリーターY、先輩トリーターAに連れて行っていただき、初めて競馬場へ足を運びました。想像していた以上の広大な敷地に圧倒されながら、競馬の楽しみ方やおもしろみを先輩方に手ほどきいただきました。

今年は初めての経験にもとことん挑戦していく年にしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

ウミガメの浜辺

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