2024年07月10日
トリーター:堀内

“えのすい”のペンギン 2

先月“えのすい”のペンギンについてトリーター日誌を書きましたが、今月も第二弾「“えのすい”のペンギン」のお話です。

白青タグの「ホワイト」が一番乗りで換羽が終わりましたが、その後続々と換羽が始まってきました。絶賛換羽中なのかピンクタグの「ユメ」と、緑黒タグの「ソラ」です。「ソラ」は換羽前、換羽に向けた体重の増加で摂餌意欲が非常に高く、自分のごはんが終わっても何度も何度も給餌台の近くまで来ていました。換羽前はエネルギーを蓄えるのに体重を増加させなければならないため、みんな摂餌欲が上がるそうです。
古い羽がふわふわぼさぼさして、一見大丈夫なの?と思ってしまいますが古い羽が抜けて新しい羽が生えてくる準備をしているので大丈夫です。
一年に一度しかない換羽期なので、羽がフワフワした状態が見られるのは今だけです。
「ユメ」は体の羽はほとんど抜け落ち、首の前と後ろに少し残る程度です。

なんだか、おしゃれな襟が付いているようにも見えます。換羽終了まであと少し!
そして、7月6日(土)に無事に換羽が完了しました!きれいに羽も抜け落ち、真っ白な羽になりタグも付けました!

「ソラ」も体と顔周りの羽は抜け落ちていますが、首回りと頭にはまだ羽が残っています。

羽のフードをかぶっているかのようです。
個体によって羽の抜け方が違うので、いろんなスタイルになるのが非常に面白いです。
ペンギン担当に教えてもらったのですが、ペアのいるペンギンは互いに羽繕いをするので早く羽が抜けるが、ペアのいない個体は自分で羽繕いをするので、くちばしが届かないところなどはなかなか羽が抜け落ちないそうです。
知れば知るほど奥が深いな~と思います。

一番乗りの「ホワイト」はタグも付き、ひときわ真っ白な羽が目立ちます。

最後に、展示プールの外が気になって覗いている白タグの「テン」です。

扉があくと隙あらば外に出ようとするそうです。
個性豊かなえのすいのペンギンたちです。

ペンギン・アザラシ

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