みなさんこんにちは。
最近サメの紹介をしていますが、ほとんど標本のため、今回は展示しているサメの紹介をします。
相模湾ゾーン 相模湾大水槽の下でじっとしているこのサメです。まるでエイのように平たい体ですが、立派なサメの仲間です。
サメとエイの見分け方はエラの位置が体の体側にあるか、横にあるかで見分けることができます。
上からの写真だと分かりにくいですよね。
エイのお腹側は分かりやすいです。カスザメはずっと腹側が底についているので、標本の写真を使います。
エイは鰓孔(えらあな)の端から端までが腹側にあるのに対し、カスザメも腹側に少しかかっていますが、側面まで達しています。そのためこれでエイとサメが見分けられます。
上から見た時は、頭と腹鰭の間に区切りがサメにはあるので、分かりやすいかと思います
これでサメとエイの違いは分かりましたね。
このカスザメは普段は砂地などで、砂に潜って身を隠し、獲物が近くを通ると、襲って食べてしまいます。そのため、大水槽でもほとんどその場を動きません。なので、一度見つけてしまえば、あとはじっと観察することができます。
とはいえ、大水槽では1匹しかいません。大きさは1m弱あるため、見つけられるとは思いますが、アクリル越しだと見えにくい位置にいることもあります。
どうしても見たい!という方は大水槽でおこなっているダイビングショー「フィンズ」でカスザメが見たいよとリクエストをしてください! そうすれば見られるかもしれません。
ただジーとしていることが多いので、泳ぐのは稀です。そんな姿を見られたらラッキーです。
つい最近ウツボに餌をあげるついでに撮影してみました。
これがカスザメの捕食シーンです。
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[2024/01/17 サメな話]
[2024/04/11 サメな話Ⅱ]
[2024/07/01 サメな話Ⅲ]