えのすいの深海展 -ディープ度 200%-

12月28日(土)~4月6日(日)

館内各所




イバラガニモドキ

相模湾の深海底を歩く生き物
 相模湾の水深1,000mの深海底を歩く深海生物を紹介します。暗い深海では目立たない赤い体、そして何でも食べる食性など、深海を生き抜くための姿をテーマ水槽でご覧ください。

【展示場所】
ウェルカムラウンジ テーマ水槽
【展示生物】
・イバラニモドキ
・オオグソクムシ ほか




期間限定 新着!深海生物水槽
 期間中 12個の小窓水槽で紹介するのは、この冬の調査で採集予定のかわいらしい深海生物たち。
“えのすい”トリーターが相模湾や駿河湾の漁船に乗船し展示を更新していきます。
期間中はホームページ、SNS等新着情報にもご注目。

【展示場所】
相模湾ゾーン 相模湾大水槽 出会いの海 横

展示生物(2025年 2月20日 更新)

ジンゴロウヤドカリ、ミノエビ、ビワガニ、ミカワエビ、アカツノチュウコシオリエビ、コツノキンセンモドキ、キンシサンゴ、センジュエビ、ワヌケフウリュウウオ、コウナガカムリ、ボタンエビ、ヒラアシクモガニ






深海洞窟で新種を発見する調査プロジェクト D-ARK
 沖縄・大東諸島周辺の深海底は、調査が実施されたことのない“未踏の地”でした。今回、2023 年12 月から 3 年におよぶ深海洞窟調査プロジェクト「D-ARK(Deep-sea Archaic Refugia in Karst)」が始まりました。“えのすい”はこのプロジェクトにキーメンバーとして参加し、調査と成果の教育普及活動をおこなっていきます。
陸上の洞窟では、太古の昔から姿形のかわらない「生きた化石」と呼ばれる種が出現しています。深海洞窟でも「生きた化石」がひっそりと生きているはずです。その中にはシーラカンスもいるのでは!?と思っています。
今回はプロジェクトの紹介と 1 年目の調査報告、そしてこの海域で目標とする深海生物を紹介いたします。

D-ARK(Deep-sea Archaic Refugia in Karst)

本プロジェクトはオーシャンショット研究助成事業の助成を受けています。
オーシャンショット研究助成事業は、日本財団の助成を受けて笹川平和財団海洋政策研究所によって実施されています。

[課題名]
Deep-sea Archaic Refugia in Karst(D-ARK)
(和訳: 深海カルストにある太古からのレフュジア(D-ARK))
[代表研究機関]
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)

【展示場所】
相模湾ゾーン 相模湾大水槽 相模の沖前
【展示生物】
 ・今年度の調査にて採集されたスナギンチャクの仲間(生体)
 ・シーラカンス(レプリカ)
 ・ダイオウイカ(模型)
 ・ダイオウイカとシーラカンスの生態映像
 ・水中ドローン
【協  力】
・JAMSTEC
・ふくしま海洋科学館
・宮崎県総合博物館
・株式会社 FullDepth
・いであ株式会社




光る深海生物たち
 深海生物といえば発光することが知られていますが、発光の理由や方法は種類によってさまざまです。
ここでは光るイラストによって深海生物の発光する部位や仕組みを学べます。

【掲出場所】
相模湾ゾーン 沿岸水槽前
【イラスト深海生物】
・サガミハダカ
・チョウチンアンコウ
・フジクジラ



ヨコヅナイワシ

憧れの深海生物
 相模湾、駿河湾を中心に、調査でもめったに出会えない深海生物たちをパネル写真で紹介します。
えのすいトリーターたちが選んだ、いつか見てみたい、飼育してみたい憧れの深海生物をご覧ください。

【展示場所】
相模湾ゾーン 相模湾大水槽前
【展示生物】
・ウラナイカジカ属の一種
・エボシナマコ属の一種
・ヒメアンコウ属の一種
・サシバゴカイ科の一種
・ゴエモンコシオリエビ
・アオメエソ
・スイヨウアルビンガイ
・ヨコヅナイワシ
【協  力】
藤原 義弘氏(JAMSTEC)




世界最大級のグソクムシ3種紹介
 世界最大のダンゴムシの仲間「ダイオウグソクムシ」と 2022 年 8 月に当館も協力し新たに新種として記載された「エノスイグソクムシ」、世界初展示となる「タイワンダイオウグソクムシ(仮称)」の標本を紹介します。

【展示場所】
深海Ⅰ
【協  力】
・国立台南大学(台湾)
・国立台湾博物館(台湾)



メンダコ

深海のアイドル メンダコの長期飼育に挑戦!
 3つの水槽を使って長期飼育が難しいメンダコの仲間の飼育に挑戦します。
それぞれ水槽設備と飼育方法を変え、研究の過程を展示公開! 水槽の一つは適切な飼育環境へ、水槽ごと移動できるようになっています。
 ※メンダコは短期間の展示になる可能性があります。展示の有無や展示場所についてはホームページ、SNS 等で発信していきます。

【展示場所】
深海Ⅰ ほか


深海生物にタッチ
深海と表層の水温差が少なくなる冬は、深海生物の採集や運搬に適した時期です。
えのすいトリーターが底引き網漁船に乗船し、調査・採集してきた深海生物を、生体と冷凍標本で展示します。
貴重な深海生物の体のつくりを見て、さわって、体感してください。
期間中展示する深海生物は更新していきます。

深海生物 冷凍標本タッチ
冷凍標本タッチ

体のつくりをじっくりと観察できるのは標本ならでは!

【展示場所】
深海Ⅱ

タッチできる冷凍標本(2025年2月14日更新) メンダコ、アブラソコムツ、ミツクリザメ、フジクジラの仲間、ギンザメ、マルバラユメザメ、エドアブラザメ、ミドリフサアンコウ、アカグツ、シャチブリ、ベニカワムキ、ベニテグリ、フウリュウウオ、ソコダラの仲間


深海生物 生体タッチ
オオグソクムシ

深海生物の体表をやさしくタッチ。質感、生息している水温も体感できます。

【展示場所】
タッチプール
【展示生物】
オオグソクムシ、トラザメ

タイムスケジュールはこちら




「しんかい2000」(JAMSTEC)

潜る!!「しんかい2000」
 えのすいの深海展限定で、海に降る雪「マリンスノー」の映像が「しんかい2000」に投影されます。
深い海に潜っていくような雰囲気を味わってみてください。

【展示場所】
深海Ⅱ~しんかい2000~




クラゲファンタジーホール
クラゲファンタジーホール空間演出
深海生物とクラゲ

 深海の生物たちがクラゲファンタジーホールの壁面に登場。
深海にいるような気分でクラゲたちとのコラボレーションをお楽しみください。

【展示場所】
クラゲファンタジーホール


スタンプラリー
~深海生物をつかまえてみよう!~

 “えのすい”に潜む深海生物パネルを見つけて、深海生物スタンプをゲット!?
一緒に深海生物を探してみましょう!

【ラリーシート配布場所】
ウェルカムラウンジ
【ラリーポイント】
館内3か所
【対  象】
どなたでも
平日 各日先着 500名/土・日・祝日 各日先着 800名




ダイオウイカの実物大魚拓(レプリカ)
 世界最大級の無脊椎動物で、最大全長で 18mを超えるといわれています。日本近海でも見られます。

【展示場所】
えのすいeco環境水槽 横
【協  力】
国立科学博物館




深海探検ツアー
 えのすいトリーターが深海展の特別解説バージョンで館内とバックヤードをご案内します。
参加いただいた方には深海展オリジナルグッズをプレゼント!

【開催日時】
1月11日(土)~3月30日(日)までの土曜、日曜、祝日開催
16:00~17:00

詳細はこちら





いつでもワークショップ
貝がらで作ろう♡深海メモスタンド

 バレンタインデーや卒業を控えるこの時期は、大切な友だちや家族に普段言えない想いを伝えるチャンスです。
深海づくしの“えのすい”で想いを伝えるために、貝がらを使った深海メモスタンドを作りましょう。深海生物たちに“深~い”想いを込めて、渡してみませんか。

【開催日時】
1月15日(水)~1月19日(日)、1月24日(金)~2月16日(日)

詳細はこちら




えのすい深海研究会 Vol.2
 何度も深海に潜ってきた JAMSTEC 上席研究員 藤原 義弘氏の講演や、10名さま限定で国内初の本格的な有人潜水調査船「しんかい 2000」の乗船体験を開催!
館内ではクイズラリーも楽しめます。

【開催日時】
3月2日(日) 17:30~20:30

詳細はこちら



フード

・メンダコアイス(600円)
・グソクムシパン(320円)
・深海ドック(500円)
【販売場所】オーシャンカフェ(2F)

・あわたんのキーホルダー付きドリンク(662円)
【販売場所】あわたんカフェ(1F)




えのすいの深海展 オリジナルフォトキーホルダー
 「えのすいの深海展」期間限定のフォトキーホルダーを販売します!
記念撮影にご参加いただくと、オリジナルフォトカードをプレゼント!(1グループ 1枚)

【販売場所】
相模湾ゾーン 2F フォトコーナー
【価  格】
1個 1,400円



深海展にご協力いただいたイラストレーターのご紹介
かわさきしゅんいちさん
絵本作家/イラストレーター
1990年大阪府吹田市生まれ。2017年に『うみがめぐり』(仮説社)で絵本作家デビュー。挿絵・装画の仕事では『アノマロカリス解体新書』など多数。
生き物同士のつながりを愛し(人間も含む)恐竜でもバクテリアでも、時代や種類を問わずさまざまな生き物を描く。2024年9月発行『クジラがしんだら』(童心社)で絵を担当。

いのちのおわりからはじまる、
ふしぎないのちのつながり
童心社の絵本「クジラがしんだら」
深海はえさが少なく、生きものが少ない場所です。ところが、ごくまれに巨大な食べ物のかたまりが降ってくる。それが命を終えたクジラです。クジラの体は、長ければ100年にもわたってさまざまな生物の命を支え続けます。
現在開催中の「えのすいの深海展」でも、絵本の中のイラストが登場しています。
文:江口絵理
絵:かわさきしゅんいち
監修:藤原義弘(JAMSTEC)
出版社:童心社


『クジラがしんだら』 絵本原画展
3月 1日(土)~4月 6日(日)の期間、『クジラがしんだら』の 絵本原画展を館内で開催します。「えのすいの深海展」で登場する、館内各所の絵本のイラストとあわせて、かわさきさんの作品を間近でご覧ください。

RSS